163 過去編 ページ13
Cチームとの試合に僕たちが二点奪ってAチームの勝利で試合が終わった。
Bチーム、Dチームにも勝利した僕たちAチーム。
＿＿どうやって選手を選別するのかな･･･？
このチームで勝ったから、このチームが代表に･･･？
いや、二十人選ばれるから、あと九人足りないな･･･。
僕が選別方法について頭を悩ませていると･･･。
『A、この試合は『勝てば選ばれる』訳ではないんだ』
『えっ･･･？』
兄さんが僕が悩んでいたことを当て、且つ僕が求めていた答えを言った。
『この試合では、如何に自分をアピールするか。自分の実力を見て貰うための試合さ』
そうなんだ･･･。僕はてっきり勝ったチームが選ばれると思っていた。
兄さんの言葉を聞いて、僕はそう思った。
『でも、Aは良い意味で目立っていたから、きっと見て貰えているよ』
兄さんは僕の頭を撫でてくれた。
不安の中、僕は発表はまだかまだか、と兄さんと一緒にその時を待った。
・
『お待たせしました。今から、メンバーをサッカー協会副会長が発表致します』
十分後、サッカー協会の人が出てきた。
あ、あの人最初の挨拶で出てきた人だ。副会長だったんだ〜。
※160にて出てきた人と同一人物
いよいよ、メンバー発表だ。
『まずは先程の試合、お疲れ様でした。四十四人の中から二十人を選び抜くのはとても難しかったです。何故なら＿＿』
長い。長すぎる。
前置きが長すぎるよ！？
兄さんをちらっと見ると･･･。
『ほらA、集中集中』
『何ですぐに発表してくれないの？』
こそこそと兄さんと会話する。
『うーん、Aに分かりやすく言うなら･･･。あ、校長先生のお話は長いだろ？あれと同じようなものだよ』
『うへーっ』
兄さんのたとえが分かりやすかった。
僕、こういうの嫌いで、段々眠くなるんだよ･･･。
『では、皆さんそわそわしているようなので、さっさと本題に入りましょうか。
＿＿＿では、メンバーを発表致します。』
最初はGKから発表される。
あ、AチームのGKだった人だ。
GKは二人選ばれた。
次はDF。
兄さんの言う通りだ。他のチームからも選ばれている。
DFは六人選ばれた。
＿＿＿次はMF。
僕と兄さんが配属されたポジション。
七人が選ばれる。
『(どうか、兄さんと一緒に全国大会のフィールドを走らせて･･･！)』
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恵野(プロフ) - 死神瞳羽さん» ありがとうございます…！ 中々更新に手が回らず、ずっと下書き状態で止まってるものばかりですが、作ったからには完結させたいと思っていますので、お時間あるときに覗きに来ていただければと思います！ (2023年3月12日 15時) (
レス) id: 78dc1b910c (このIDを非表示/違反報告)
死神瞳羽(プロフ) - 恵野さん» 他の作品も楽しみに待ってますね！ (2023年3月12日 15時) (レス) id: dad027b2bd (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 死神瞳羽さん» キャラの特徴掴めてましたか…！？ 所々こんな一面もありそうだなっていう想像や捏造がほとんどでしたが、違和感なく思えていただいてたみたいでよかったです！ (2023年3月12日 15時) (レス) id: 78dc1b910c (このIDを非表示/違反報告)
死神瞳羽(プロフ) - 恵野さん» いえいえ、恵野さんが作る作品は、面白いところもあるしキャラもちゃんと掴めているので見ていて、尊敬できます！ (2023年3月12日 15時) (レス) id: dad027b2bd (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 死神瞳羽さん» まだまだ拙い部分がありますが、そう言って頂けるとは感無量です泣 (2023年3月12日 15時) (レス) id: 78dc1b910c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恵野 | 作成日時：2019年8月25日 19時
