161 過去編 ページ11
ここに集められた人たちは各地から集まった選ばれた人たち。
当然実力のある人たちばかりが集まっている訳で･･･。
『綺麗なパス･･･！』
『あのシュート、強そう･･･』
周りの人たちを見ていると、自然と頭の中に浮かぶ言葉。
それでも、何故か。
『(僕の方がもっと出来るって思ってしまう･･･)』
今は一人ずつシュートを打つ練習だ。
打った人は、次に打った人のボール拾い、それをパスで繋げて回す、と言う兄さんが作った練習法だ。
兄さんはアドバイスをするために、練習には参加せず、離れた場所で僕たちを見ている。
そろそろ僕の番だ･･･。
前に打った人からボールが回ってくる。
うん、綺麗なパスだ。
それを足で受け、ゴールの方を見る。
『(あのGK、視界が広いし、動きも良い。だけど･･･)』
剛兄さんと比べたらまだまだだねっ！
僕はボールを一度上に軽く蹴り上げ、その場で一回転してボールを打った。
我ながら結構綺麗に、且つ早くゴールに向かって打てたと思う。
GKの人は反応出来ずにゴールを許してしまった。
今までゴールを許していなかったからか、目を大きく開いて、驚いているように見える。
『すごいな！君のシュート、すごくかっこいい！』
『えへへ･･･ありがとうっ！』
GKの人から言われた言葉が素直に嬉しかったと同時に、自分だけがゴールを許した人物という事に対して、高慢な心が生まれる。
兄さんに呼ばれたので、兄さんの元へ駆け足で行く。
『いいシュートだった。試合、期待しているよ』
兄さんに言われた言葉が何よりも嬉しくて。
列に戻った僕を待っていたかのように周りの人から沢山の言葉を貰う。
“僕はここにいる誰よりも上手い”
＿＿＿今思えばこれが今の僕を作り上げてしまったのかもしれない。
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恵野(プロフ) - 死神瞳羽さん» ありがとうございます…！ 中々更新に手が回らず、ずっと下書き状態で止まってるものばかりですが、作ったからには完結させたいと思っていますので、お時間あるときに覗きに来ていただければと思います！ (2023年3月12日 15時) (
レス) id: 78dc1b910c (このIDを非表示/違反報告)
死神瞳羽(プロフ) - 恵野さん» 他の作品も楽しみに待ってますね！ (2023年3月12日 15時) (レス) id: dad027b2bd (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 死神瞳羽さん» キャラの特徴掴めてましたか…！？ 所々こんな一面もありそうだなっていう想像や捏造がほとんどでしたが、違和感なく思えていただいてたみたいでよかったです！ (2023年3月12日 15時) (レス) id: 78dc1b910c (このIDを非表示/違反報告)
死神瞳羽(プロフ) - 恵野さん» いえいえ、恵野さんが作る作品は、面白いところもあるしキャラもちゃんと掴めているので見ていて、尊敬できます！ (2023年3月12日 15時) (レス) id: dad027b2bd (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 死神瞳羽さん» まだまだ拙い部分がありますが、そう言って頂けるとは感無量です泣 (2023年3月12日 15時) (レス) id: 78dc1b910c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恵野 | 作成日時：2019年8月25日 19時
