暗殺者は今日も化けの皮を被る (ページ3)

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3時間目ページ3

「初めまして、暗殺者レオン

私の事はシロとでも呼んでくれ」

次の日

防衛省から僕に話がある、と言う人物がいると連絡を貰い、防衛省に訪れた

「ほう・・・僕の事を知っているのかい？」

「ええ、君の年齢を防衛省(かれら)に教えたのは私だ」

反射的に、でも自然に

僕の手はスカートで隠れているレッグホルスターに伸び、拳銃を掴む

そして、シロの頭に拳銃を突きつける

「・・・何処で知った」

「おや、本当に15歳だったのかな？」

「とぼけるな、どういう経緯で知ったのか吐け」

「おお、怖い怖い」

防衛省の方が僕を羽交い締めし、シロから離す

「そんなことはいい

私“たち”と一緒にE組に行かないか？」

「あいにく僕は忙しい身でね

教室(あそこ)に行くのは夏頃だ」

「一週間ほど依頼は入って無いだろう？

暇じゃないのかい？」

銃声が鳴り響いた

僕の握っていた拳銃からだ

シロの横すれすれを銃弾は通過し、後ろの壁に穴が出来る

「だから何故僕の事を知っている」

シロは短く笑って怖い怖いと言うが、発言と表情が一致していない

思わず舌打ちが出てしまった

「・・・今は嫌でも同じターゲットを狙う者同士

この関係が終わったときは徹底的に遊んであげる」

シロは短く笑った後に言葉を口に出した

明日“堀部イトナ”という少年をE組に転入として送り込む

下調べついでに来ないか、と言う内容だ

「一人で行くつもりだったけど、まあいい・・・

何処か隠れやすくて見やすい場所であんたたちの暗殺を見てやろうじゃん」

「では、確かに聞いたからね」

そう言ってシロは部屋から出て行った

何故あの男は、僕を明日の暗殺に来るように誘ったのか

このときの僕は理解できなかった

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ターゲット＝殺せんせー
です