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「良かったな。数日で治るらしいじゃん」
「まあ･･･。暫くはこの痛みとお付き合いすることになるけど」
診断の結果はそんなに深刻では無かった。
ただ、足首で受けていたら捻挫レベルの重症だったらしい。
僕の足には包帯が巻かれている。
･･･うっすらとだが、痣が残るらしい。仕方ないね。
勇気が僕の付き添いで来てくれた。許可を貰って、今日は勇気の家に泊まる予定だ。
久しぶりの立向居家だ。おばさん元気にしてるかな〜。
「･･･はっ！瞳子姉さんのところに行かなきゃ･･･！」
「？あっ、おいA！走ったら痛むぞ！！」
僕は勇気の忠告を無視して、走り出した。
目指すは吹雪さんの病室。
すれ違う職員に、吹雪さんの病室を訪ねる。
痛む足を我慢して、やっと聞き出せた病室に向かう。
「＿＿＿怒鳴り声･･･。この声は･･･、秋ちゃん先輩･･･？」
･･･きっと、瞳子姉さんに向かって、だ。
監督だから、事情を知っていて当たり前だろ、って。
「＿＿＿瞳子姉さんを責めるな･･･！！」
「A･･･！」
「A･･･！」
僕の名前を、塔子さんと円堂さんが呼ぶ。
乱れる息。
痛む足を無理矢理動かして走ったからだ。
「･･･秋ちゃん先輩。今、瞳子姉さんの所為だって言いましたよね？」
「Aちゃん･･･？」
秋ちゃん先輩が僕の名前を呼ぶ。
「思い出してみてください。･･･自分たちの行動を。瞳子姉さん“だけ”の所為では無いはずだろ･･･！！」
「A！」
僕の声が段々低くなる。
エスカレートしていく言葉に、瞳子姉さんが僕の名前を大きい声で呼ぶ。
･･･どうして、言わないんだよ。
「＿＿＿＿それが、私の使命です」
＿＿＿なんで、言わないんだよ･･･！
全部話しちゃえば、そんなに悪い印象を与えなくて済むのに･･･！
瞳子姉さんはそれだけ言って、病室を後にした。
その背中は、何処か寂しそうだった。
「Aは、吹雪の事知っていたのか」
「･･･はい」
鬼道さんの問いを肯定した。
僕の返事に、周りが驚きの声を短くあげる。
「吹雪さんの中にアツヤ君の人格があることは“知っていました”。知っていて僕は吹雪さんを頼っていました」
本心を告白した。
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恵野(プロフ) - 銀世界の姫騎士 レオさん» コメントありがとうございます。私の気分で更新するかしないかが決まってしまうのですが…汗 ありがとうございます！ (2020年3月11日 22時) (
レス) id: 6bb0d67502 (このIDを非表示/違反報告)
銀世界の姫騎士 レオ(プロフ) - すごく面白いです！これからも、無理せず頑張ってください！^^* (2020年3月11日 21時) (レス) id: 86c31a4b24 (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 聖ニャンさん» コメント遅くなりすみません…！汗 励みになります！ありがとうございます嬉涙 (2020年1月16日 17時) (レス) id: 6bb0d67502 (このIDを非表示/違反報告)
聖ニャン(プロフ) - 凄く面白いです!これからも頑張って下さい!応援してます! (2019年12月24日 23時) (レス) id: 69449d120b (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 水琴さん» コメントありがとうございます。更新は不定期ですが、宜しくお願いします！ (2019年11月4日 15時) (レス) id: 6bb0d67502 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恵野 | 作成日時：2019年11月4日 12時
