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*No side.
「貰ったーッ！！」
そう言って綱海がボールに向かって飛ぶ。
「…あれ？」
綱海の上を誰かが通る。
太陽の光が上から当たっているため、姿が確認できず誰かわからない。
その影が通り過ぎた後、目で捉えていたはずのボールが消えた。
「綱海、後ろッ！」
「ッはぁ！？」
塔子の声で後ろを振り返る綱海。
何かを見て驚きの声をあげる綱海。
何故ならそこにいたのは…。
「いつの間に…ッ！？」
亜久だ。
空の後ろを走っていたはずなのに、既にこの位置にいる。
相当な距離から此処に来たというのに、亜久は無表情だ。
「何て速さだ…ッ」
鬼道は綱海より高い位置にいる亜久を見て、そう言った。
亜久は一度地に着いて、ボールを上に蹴り上げるとボールを追うように飛び上がる。
蹴り上げたボールが優しい光に包まれた、と思いきや、色が黒く反転する。
＿＿＿必殺技だ。
「いっけぇー！亜久ー！！」
空の応援する声が響く。
それに気づいた亜久は空を見てコクりと縦に頷く。
「“デスムーン”」
亜久の口から出たその言葉は、必殺技の名で。
亜久の必殺シュートが雷門ゴールに迫る。
「“正義の鉄拳”！」
円堂の必殺技“正義の鉄拳”が亜久の必殺シュート“デスムーン”とぶつかる。
勝負の行方は＿＿＿
「反撃だ！」
「ッ！」
亜久の必殺シュートを弾き、そのまま味方へパスを出す円堂。
＿＿＿円堂の勝利だ。
亜久は止められるとは思わなかったのか、短く驚きの声をあげた。
「ドンマイ亜久！切り替え切り替え！」
「っはい」
亜久に声をかけたのは翠だ。
亜久はワンテンポ後に返事をした。
円堂の弾き飛ばしたボールは鬼道へ。
鬼道がパスを出そうと周りを見渡す。
「早い…！」
Aチームの陣営に踏み込んだ雷門イレブンメンバーは、既にマークされていた。
だが雷門を舐めてはいけない。
「鬼道ッ！」
「ッ、一之瀬！」
マークから逃れた一之瀬が鬼道を呼ぶ。
反応した鬼道が、一之瀬にパスを出す。
「豪炎寺ッ！」
一之瀬が豪炎寺にパスを出す。
そして、前線を走る豪炎寺にパスが繋がった。
「“爆熱ストーム”！」
豪炎寺が必殺シュート“爆熱ストーム”を放つ。
雷門が先制点を取るのか…！？
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恵野(プロフ) - 銀世界の姫騎士 レオさん» コメントありがとうございます。私の気分で更新するかしないかが決まってしまうのですが…汗 ありがとうございます！ (2020年3月11日 22時) (
レス) id: 6bb0d67502 (このIDを非表示/違反報告)
銀世界の姫騎士 レオ(プロフ) - すごく面白いです！これからも、無理せず頑張ってください！^^* (2020年3月11日 21時) (レス) id: 86c31a4b24 (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 聖ニャンさん» コメント遅くなりすみません…！汗 励みになります！ありがとうございます嬉涙 (2020年1月16日 17時) (レス) id: 6bb0d67502 (このIDを非表示/違反報告)
聖ニャン(プロフ) - 凄く面白いです!これからも頑張って下さい!応援してます! (2019年12月24日 23時) (レス) id: 69449d120b (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 水琴さん» コメントありがとうございます。更新は不定期ですが、宜しくお願いします！ (2019年11月4日 15時) (レス) id: 6bb0d67502 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恵野 | 作成日時：2019年11月4日 12時
