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次の日
僕は上を、円堂さんを見た。
「(円堂さん。いつまで落ち込んでいるんですか。･･･早く明るい貴方を見せてください)」
因みに熱は一日安静に休んでいたお陰か、すっかり治った。
･･･そして、栗松が抜けたことを春奈から聞いた。
姉さんは円堂さんを抜いたメンバーでエイリア学園に望むと言った。
瞳子姉さんは新キャプテンに鬼道さんを指名し、僕たちから背を向けた。
キャプテンは鬼道さんに託された･･･と、思ったが。
「お断りします」
「俺たちのキャプテンは円堂だけです！彼奴は必ず立ち上がります。それが、『円堂 守』だからです！」
瞳子姉さんは、鬼道さんの言葉を聞いて振り返る。
「明日、ここを出発するわ。誰も着いてこないなら、新たなメンバーを探すだけよ。私はエイリア学園を倒さねばならないの」
それだけ言って、瞳子姉さんは去って行った。
「(僕はずっと着いて行くよ。絶対一人で戦わせたりしないから)」
去って行く瞳子姉さんの背中を見つめながら、僕がそう考えていると肩に違和感が。
「A、ちょっといいか」
「はい？」
鬼道さんと秋ちゃん先輩が、僕を見ていた。
「Aちゃんにお願いがあるの」
「･･･聞きましょう」
・
目の前には勇気。
僕の片足は、ボールを踏んでいる。
「･･･嫌と言っても辞めてやんないよ、勇気」
「“マジン・ザ・ハンド”を完成させるまで、辞めない･･･！」
「言ったな、勇気。どれだけ嫌がっても辞めてあげないから」
鬼道さんと秋ちゃん先輩から言われたのは、勇気の“マジン・ザ・ハンド”習得に協力して欲しい、という内容だった。
どうやら、二人には何か意図があるらしい。
「遠慮はしない。＿＿＿行くぞ、“ホーリードライブ”！！」
「“マジン・ザ・ハンド”！！･･･ぐぁっ！？」
遠慮無く、“ホーリードライブ”を放つ。
ほぼ完成に近い。ここまで本物に近付けられたなんて、流石だよ。
「次。“ホーリードライブ”！！」
「“マジン・ザ・ハンド”！！･･･ぅぐっ！？」
何度も何度も“ホーリードライブ”をゴールに打ち込む。
きっと今の僕の目に光は無い。
周りから「無茶だ」やら、「見てられない」だの聞こえてくる。
「立て、勇気。構えろ」
指導において、優しさは要らない。
生温い感情では強くなれないと、知っているから。
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恵野(プロフ) - 銀世界の姫騎士 レオさん» コメントありがとうございます。私の気分で更新するかしないかが決まってしまうのですが…汗 ありがとうございます！ (2020年3月11日 22時) (
レス) id: 6bb0d67502 (このIDを非表示/違反報告)
銀世界の姫騎士 レオ(プロフ) - すごく面白いです！これからも、無理せず頑張ってください！^^* (2020年3月11日 21時) (レス) id: 86c31a4b24 (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 聖ニャンさん» コメント遅くなりすみません…！汗 励みになります！ありがとうございます嬉涙 (2020年1月16日 17時) (レス) id: 6bb0d67502 (このIDを非表示/違反報告)
聖ニャン(プロフ) - 凄く面白いです!これからも頑張って下さい!応援してます! (2019年12月24日 23時) (レス) id: 69449d120b (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 水琴さん» コメントありがとうございます。更新は不定期ですが、宜しくお願いします！ (2019年11月4日 15時) (レス) id: 6bb0d67502 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恵野 | 作成日時：2019年11月4日 12時
