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* No side.
「試合？」
「ああ。どうだ？」
円堂に練習試合を申し込んだのはAの作ったチームの副キャプテン『海川 翠』だ。
「彼奴、元気ないからさ。折角の再開だってのに」
「元気付けたいと」
「まあそれもあるけど、純粋にお前達と試合したいってものある！俺だけの意見ではなく、A以外全員の意見だ！」
鬼道の言葉に翠がそう返す。
「確か、お前達のチームのGKはエイリア学園の蹴ったボールを止めていた。それだけでも実力のありそうなチームと見える」
「そりゃあありがとう。…でも、俺たち学校公認のチームじゃないから大会なんて出たことねーんだ」
翠の言葉に、鬼道と円堂は驚きの声をあげる。
「俺たち学校では別々の部活に所属してるし。俺は水泳部で、あのGKは柔道部だ！」
翠の発言に鬼道と円堂は苦笑いを浮かべる。
「…何故サッカー部に入らなかったんだ？それほど実力あるならすぐにでも戦力になるだろう」
「『離ればなれになっても、俺たちはチームだ』。…そう言ったのはAだ」
鬼道の言葉にそう返した翠。
その声音は先程の明るさは何処へやら。とても悲しそうな声音だった。
視線は、空と亜久の間に座っているAを向いている。
「このチームのキャプテンはAで、コーチは悠さん。…部活に入ったら、変わっちまうだろ」
「なんか…いいなっ、それ！」
翠の言葉に円堂はそう返した。
その言葉に翠は驚いた目で円堂を見る。
「お前達のチームは、すっげぇ固い絆で結ばれてるんだな！」
「っ！…ああ、勿論だ！」
円堂の言葉に、翠はニカッと笑って答えた。
「じゃあ、そう言うことで監督さん！練習試合、考えてくれるか？」
「前にAからも申し込まれていたし、いいでしょう」
「ッしゃあ！じゃあ明後日はどうだ？明日は一人用事で集まれなくてよ〜」
「分かりました。ではそのように予定を空けておきます」
瞳子の言葉に翠は嬉しそうに頷いた。
そして、チームメイトに大声で練習試合が決まったことを伝える。
「A！試合やるぞ！」
「…試合？」
「ああ！雷門イレブンVS俺たち！」
「…！楽しそう！」
「だろ？明後日だ！だからその体調を治しておけよ？」
「うんっ！」
翠とAのやりとりをチームメイトは優しい目で見つめていた。
✄
「…なーんか、彼奴の顔見覚えあるんだよなぁ…」
「…綱海」
「あーっそれだーっ！？」
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恵野(プロフ) - 銀世界の姫騎士 レオさん» コメントありがとうございます。私の気分で更新するかしないかが決まってしまうのですが…汗 ありがとうございます！ (2020年3月11日 22時) (
レス) id: 6bb0d67502 (このIDを非表示/違反報告)
銀世界の姫騎士 レオ(プロフ) - すごく面白いです！これからも、無理せず頑張ってください！^^* (2020年3月11日 21時) (レス) id: 86c31a4b24 (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 聖ニャンさん» コメント遅くなりすみません…！汗 励みになります！ありがとうございます嬉涙 (2020年1月16日 17時) (レス) id: 6bb0d67502 (このIDを非表示/違反報告)
聖ニャン(プロフ) - 凄く面白いです!これからも頑張って下さい!応援してます! (2019年12月24日 23時) (レス) id: 69449d120b (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 水琴さん» コメントありがとうございます。更新は不定期ですが、宜しくお願いします！ (2019年11月4日 15時) (レス) id: 6bb0d67502 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恵野 | 作成日時：2019年11月4日 12時
