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「忍田さん！私も隊つくりたいです！！」
忍田さんの部屋に入室しながら言った。
忍田さんに怒られたけど。
「隊がつくれるなんて私、聞いてません！」
「だって言ってないからな」
「なんでですか！」
「お前が『S級』と呼ばれる隊員だからだ」
「S級？」
忍田さんから説明を受ける。
私は“黒トリガー使い”なので、自動的にS級と呼ばれる隊員になってしまい、隊をつくる事が出来ないのだという。
「S級は隊つくっちゃいけないんですか？」
「残念だが、無理だな」
「なんでですか！」
「性能が強力すぎるからだ」
「むぅ･･･」
私は黒トリガーの時の記憶が全くないのでどれ程の強さなのかは分からない。
ただ、記録として撮った映像で自身が黒トリガー起動後、どうなっているのかは見たことがある。
初めて見たときに思ったことが、兄さんの動きそのものだった。そのことに涙を流したのは別の話。
稲妻を自由自在に操って、ブレードを作ったり、相手の攻撃を防いだりと･･･。ゲームで例えるとチートと言っていいだろう。
その原動力であるトリオンは、私のトリオンから吸収して溜めているのだと言う。
まあその私がチームを組めば、そもそも私は黒トリガーを起動した後、兄さんと意識が交代してしまっているので、連携は間違いなく不可能である。
それに、兄さんは正直連携よりも単独で戦う方が得意だ。
私は兄さんの殺り残しを始末していたからね。
「それより、何処で知ったんだ？」
「今日、友達が隊のオペレーターに誘われたって言われて。あ、あと太刀川さんって人に隊に入らないかって誘われました」
「慶にか？」
「お知り合いなんですか？」
「剣術を教えているんだ」
忍田さんに教えて貰っているなんて、贅沢だな〜。
「じゃあ断るしかないんですかね？」
「ああ。お前は隊を組めないからな。ちなみにランク戦も出来ない」
「ランク戦？」
「ああ。階級を上げるための模擬戦だな」
黒トリガー結構できないこと多いなぁ･･･。
ランク戦って奴やってみたかったなぁ･･･。
「･･･そんなに落ち込まなくても、普通の模擬戦ならやっても問題ない。ただし、黒トリガーを使うのはダメだ」
「！やった！！それ、何処でやれるの！？」
と、忍田さんに訊いた時、誰かが入室してきた。
「忍田本部長、嵐山です。失礼しま･･･。取り込み中でしたか？」
「いや、大丈夫だ」
入ってきたのは嵐山さんだった。
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恵野(プロフ) - functionさん» コメントありがとうございます！あ、アドバイスですか！？原作の設定をしっかり理解出来ているなら、大丈夫だと思いますよ！差し支えなければ、貴方様の作品を見に行かせて頂いてもよろしいでしょうか？陰ながら応援してます！ (2020年5月24日 17時) (
レス) id: d3fd993259 (このIDを非表示/違反報告)
function - とてもおもしろいです！引き込まれます♪私もワートリの二次創作小説を書いているのですが、何かアドバイスいただけないでしょうか。 (2020年5月24日 17時) (レス) id: a26c61826f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恵野 | 作成日時：2019年3月3日 19時
