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第48話 ページ48
「僕は使っていない」
「！？」
「だからまだ使えるエマとレイが出る時に使うんだ」
レイは何かに気づいたように
「お前……ッ
つまり最初から戻るつもりだったんだな
そうだ…崖は戻ってきたのと関係ないそんな報告潜伏しながらでもできるもんな！
……っなんで…… 言ったじゃねぇかよ一緒に生きるって…なのにお前は最初から＿＿」
「うん ごめん嘘ついた
僕は間違えるわけにはいかないんだ 誰一人死なせないために
僕が逃げたら計画が狂う脱獄が難しくなる 仮にわずかでもそれじゃ困る僕は万が一にも負けたくない
何を言っても無駄だよ 決意は変わらない
今日できるだけのことはやってきた 後は頼む脱獄を必ず成功させて」
そこまで言い終わるとノーマンは僕たちを抱きしめた
「あったかい……
今までありがとう
三人のおかげでいい人生だった
楽しかった
嬉しかった
幸せだった」
「くそっ…チクショウ チクショウ」
「ねぇノーマン…やっぱり今からでも逃げよう 逃げて森へ隠れよう」
「決意は変わらないさっきそう言ったでしょう それじゃ」
「ノーマン…」
ノーマンが医務室を出ていくのを僕は追いかけていく
「アオ…何？」
「最後に話がある」
「何？」
これはあくまでも仮説。でも僕の記憶を使い導いたある一つの仮説
「ノーマン 生きていられるかもしれない」
「え？」
＿＿＿＿＿
＿＿＿
すいませんキリいいんで次行きます
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作者名：八重黒 | 作成日時：2022年8月8日 2時
