第13話No side ページ13
イ「はい、じゃ気をつけて遊んでらっしゃい」
『ママは？』
イ「あとで♡ママはシスター・クローネとお話があるの」
クローネはイザベラのその言葉で自分に視線を向けた子供達に手を振る
その時アオを除いたフルスコア3人はクローネが来たこと、3日間について話していた
ノ「くそっ！」
レ「まずいな…鬼の配下がもう一人…
しかもまた嫌な場所に住み着きやがった」
エ(片付けた空き部屋
2階並ぶ子供部屋の中央…)
ノ「食糧庫のスペース確保、予備リネンの点検
僕らは敵を迎え入れる準備をみすみすさせられていたってことだ
考えればわかったのに…！」
レ「けどわかっても防ぎようがなかったろ何をそんな…」
ノ「防げたとかそういうことじゃない…
ママはヒントをぶら下げていた……
ただ不意打ちを与えるだけならあの３つの仕事はさせていない
(読めたはずが読めなかった…出し抜かれた
その時点で既に僕はママに負けているんだ)」
子供達は未だ手の上の幼児。その先に待つのは確実に
ー死ー
イザベラは子供達の先を行く
それは例えハウス1の天才であるノーマンですら追いつけはしない
レ「＿＿でもだったらそう怯ませるのも狙いなんじゃね？ママの
“戦略において俺達より上”“お見通し”“諦めろ”
わざわざヒントをぶら下げたならおそらくそれを見せつけるため。相手のペースに乗ってやるこたねぇだろ
最後に逃げちまや勝ちなんだ俺達のな
てなわけで嘆いても敵を喜ばせるだけ、逆に喜んでやろうぜ」
エ「え？」
エマだけがわけも分からず困惑した様子で声を出す
レ「情報源が増えたってな
丁度情報が欲しかった その意味では悪くない」
エ「タダでは負けない」
レ「あぁ最後に勝つのは俺たちだ」
3人は相手の与えた手を有効に活用し脱獄計画を進めようと動き出す
この脱獄の結末やいかに
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座椅子を買って作業が楽になりました( ߹꒳߹ )
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作者名：八重黒 | 作成日時：2022年8月8日 2時
