今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:2,642 hit
小｜中｜大
第32話 ページ32
「でも驚いたな
常日頃本を読んでいるレイやアオはともかく」
「エマがあの蔵書票に気づいていたとは」
「同感」
「気づいてないよ」
「え？」
「あれ気づいたの私じゃないフィルが見つけて教えてくれたの」
フィルが…？
「フィルが？」
「うん！
読んでた絵本がミネルヴァさんの本で丁度モールス符号が出てくるお話で
ーーそれで他の本も調べてみただけ」
「道理で」
悪いけど今回ばかりはレイに同意だ
「ん？それどういう意ーー」
食堂を見た瞬間会話が止まった
「え…ドンとギルダは？」
弟妹たちが楽しそうに夕飯の準備をしているところに2人の姿はない
「食糧庫にもいない！」
((((まさか…！！))))
「ドン ギルダ
よかった…！てっきり……」
「どこ行ってた？」
「……」
「え」
そこまで話したところで小さいこたちがこっちを見ていることに気がついた
「今は目立つ 後にしよう」
それから僕たちは話を中断し夕飯を食べたりして消灯時間を待った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：八重黒 | 作成日時：2022年8月8日 2時
