モモの花3【佐野玲於】

・ ページ23

.









「…ん…っきっつ、」



「…やぁ…まって…っ」



「…こっちみて」






ゆるゆると腰が動かされ、目が合いキスをする。

たまに漏れる玲於の声と、リップ音が部屋に響く。






「…んはぁ…っあ…」



「…ん、」






久しぶりの行為、無我夢中で互いを求める。






「…れお、…もうだめ…っ」



「…俺も」






同時に果て、急にやってくる疲れ。

久しぶりのせいか、1回でばてるあたし。






「なに、もうダメなの笑」



「…だめ」



「かーわい笑」



「…クマ男」



「没収中でーす諦めてくださーい。」






ん、って暖かい玲於にぎゅって抱きしめられて。

すっごいしあわせ。






「れお、ちゅー」



「えー笑」



「もう！」



「はいはい、うっせぇな笑」



「へへっ笑」






キスをしては離れて、繰り返していくうちに

だんだん深くなっていって。






「…もういいってば、」



「煽ってきたのそっちだろ笑」



「…ちょっと体力あるからって、ばか。」



「はいはい、拗ねないよ笑」



「…拗ねてないしーだ。」



「なんなら、もう一回やってもいいけど？笑」






玲於に腹パンを食らわせて、クマ男を抱きしめに行く。





「クマ男ごめんね、浮気しちゃって。」



「いや俺が浮気相手かよ！笑」



「当たり前でしょ？」



「許さねー。」



「やだ！下ろして！」






玲於に抱き抱えられて、再びベッドへ。






「もう離さなーい。」






ベッドに戻ってひたすらキス攻撃。

…くるしい。






「浮気すんなよ」



「しないから離れてよもう！」



「やーだ。」






朝まで引っ付かれる覚悟決めました。









.

Movies→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す