俺たちの姫は儚い。 5 〜Snow Man〜

会いたなった ページ13

A side


佐久間「はい、いい感じに焼けたよ！」



　「おーいーしーそー♪」



渡辺「熱いから気をつけろよ。」



　「ふー、ふー…。 んー♪」



佐久間「にゃは、幸せそう♪」



渡辺「ほら、また口の周りついてる(笑)」



　知ってか知らずか、ふたりはあたしを甘やかしてくれた。



　甘えたい、なんて言うてへんのに(笑)



　「ふたりにも食べさせたる！



　 はい！ ほな、くまくん、あーん♪」



佐久間「…ん、うまー！(笑)」



渡辺「俺にもちょうだい！」



　「はいはい、あーん(笑)」



渡辺「うまっ！」



　ばぶいわぁ、渡辺翔太くん(５歳)。



　すーぐヤキモチ焼いて構ってちゃん攻撃始まるんよな(笑)



佐久間「甘やかしてくれんの、Aくらいだからさあ…。」



渡辺「俺たちもいい大人だからな。」



　「えー、そう？



　 ええ大人はヤキモチすぐ焼きませーん(笑)」



渡辺「お前に言われたくないし！



　 康二にしょっちゅう妬いてんの、俺は知ってんだぞ！」



　「んなっ！？///」



佐久間「あらら、顔赤くなっちゃった(笑)」



　恥ずかしくなったから、その延長線で抱き着いた。



　こうせんと、素直になられへん…。



佐久間「…姫？」



　「ん…。(涙)」



渡辺「何泣かしてんだよ、佐久間！」



佐久間「ギューしただけなんだけど！？(汗)」



　「ん、ごめん…。



　 さっき、番組で占ってもろたんよ。」



佐久間「あー、あれね？」



　「そしたらな…？



　 Snow Manの皆と出会えたのは、運命なんやて。」



渡辺「お前…。」



　「Snow Manでおってええんかなって、最初は思ってたから。



　 でも、皆があたしを大切に想ってくれた…。




　 やから、『運命』を信じたいなぁって思ったん。」



　黙ってあたしの話を聞いてくれた、翔太くんとくまくん。



　誰かにこの気持ちを伝えられて、良かった。



佐久間「…康二より先に聞いて良かったのかな？(笑)」



　「ええよ、タイミングが今やったんやもん。」



渡辺「…俺たちが、ありがとうだよ。



　 Aが居たから、色んな経験出来てる。」



佐久間「そーだよ。



　 Aが居なかったら、男ばっかでむさ苦しいし！(笑)」



　ふたりに抱き締められて、皆で泣いた(笑)



　「くまくん、翔太くん。 大好きやで…。」



　これからは、素直に伝えたいな…？

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