俺たちの姫は儚い。 5 〜Snow Man〜

舘様は舘様 ページ1

宮舘 side


　ある日の収録でのこと。



　少しだけ前の収録が押して、遅れて来た時。



宮舘「おはよう。」



　「ぴゃっ…！？」



　俺の顔を見た瞬間、近くにいた阿部ちゃんの後ろに隠れた姫。



宮舘「…姫、おはよう？」



　「お、はよ…。」



宮舘「どうしたの、いつもみたいにハグしてくれないの…？」



阿部「ほーら、A。



　 舘さんは舘さんなんだから、ね？」



　「ん…。」((ｷﾞｭ



　俺、何かしたかな…？ 記憶にないんだけど(笑)



　姫が嫌がるようなことは、してないはず。



　「…だ、舘様はさ、定信様みたいに怖いことせえへんよね？」



宮舘「…あ、大奥？ 観てくれたの？」



　「最後のシーン、なかなかビックリして…。



　 でもこう、色気があってカッコ良かったから…。」



宮舘「…んふ、可愛いね(笑)」



　俺がやってる松平定信が、恐怖だったらしい。



　それだけ、役に入り込めてたってことだもんね。



宮舘「心配しなくても、姫が嫌がることはしないよ？」



　「…イケボはズルい。///」



宮舘「それで避けられてたのか(笑)」



ラウール「結構久しぶりだったんでしょ、ふたりが会うの？」



宮舘「言われてみれば、そうかも！



　 1ヶ月ぶりくらいになる、かな…？」



阿部「じゃあ余計に、演技と現実がごっちゃになるかもね(笑)」



　「…あたし、今日は宮舘の女になる。」



宮舘「ずっとでも大歓迎だけど？(笑)



　 康二にも、ちゃんと了承は得てるのね？」



　「『舘は俺のやから！』って怒ってた。」



佐久間「そっちかよ！(笑)」



　全く、カップルで俺のこと大好きだな(笑)



　まぁ、悪い気はしない。 むしろ嬉しい。



宮舘「じゃあ、今度３人でご飯食べようね。」



　「翔太くんも呼ぶ…？」



宮舘「予定が合えば呼んでやっても良いかな(笑)」



　「んふふ、舘様〜♪」



ラウール「いーなー、いーなー！



　 Aちゃんに引っ付かれてて！」



阿部「俺たちもAの機嫌、しっかり取らないとだね(笑)」



　そう簡単には行かないよ、この姫は。



　成功した方法を２回目に試しても、上手く行かないことの方が多いもん(笑)



宮舘「姫、おやつあげる。 あーん？」



　「あー♪」



　まるで雛鳥だな、今日の姫。



　可愛いから、いっぱい写真撮っておこう。

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