認める ページ32
A side
父「この屋敷に、鬼殺隊の冨岡さん…という方が連れて来てくれたんだ。
A。 お前も蜜璃も、良い仲間を持ったのだな。
実は、私の同僚も数年前、鬼に喰われて亡くなってしまった。
憎くて仕方なかったが、私たち人間ではどうしても太刀打ちできなくて…。
だから、非公認とは言え鬼殺隊の皆さんのおかげで、私たちは生きている。」
「お父さん…。」
父「宇随さん、でしたね。 不束な娘ですが、どうか幸せにしてやって下さい。」
宇随「…承知しました。」
父は、天元様の顔を見て微笑んだ。 認めて、くれたのかな…？
父「では、私はこれで…。 実を言うと、蜜璃や伊黒さんにも会ったからな。
これで一安心だ。 今度は、孫の顔でも見に来ようかなぁ？(笑)」
「お、お父さん、気が早すぎるわよ(笑)」
そう笑って見せたものの、天元様はどうお考えなのだろう…？
雛鶴さんたちとの間に、子はまだいないけど…。
宇随「…A、ちょっくら出掛けるか。
まさかAの父親に会うなんて、思ってなかったからな(笑)」
「ふふ、そうですね。 気分転換に出掛けましょうか！」
宇随「雛鶴、少し出る。」
雛鶴「かしこまりました、お気を付けて。」
街に出たのは良いが、私はひとつ悩んでいた。
天元様と、お揃いの何かを身に着けたい…って。
出店を見ると、綺麗な宝飾細工の店を見つけた。
かんざしや髪留め、指輪や懐中時計など、たくさん並んでいる。
店主「…おや、音柱様と氷柱様！ ご無沙汰しております！」
宇随「久しぶりだなぁ、親父。
って、もう柱って呼ぶのは止めてくれよ。 もう引退したんだから(笑)」
「私も名ばかりの柱ですから、(笑)」
店主「これはこれは、失礼しました(笑)
ところで、本日は何かお探しですか？」
宇随「何か見たいもんがあるなら、見て来な。」
「は、はい…！」
店主に話を聞くと、純金の指輪をするのが男性の流行りらしい。
でも、天元様がそこいらの男と同じ物をするのは面白くないな…。
店主「あとは、このるびーという宝石ですね！ 綺麗でしょう？」
燃えるような真っ赤な宝石。 天元様に似合いそうだわ…！
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かほべえ(プロフ) - かりんさん» ありがとうございます！ 現在仕事でバタバタしており、超亀更新ですが、気長に待っていただけるとうれしいです。 (2020年9月21日 8時) (
レス) id: 6299ff18a4 (このIDを非表示/違反報告)
かりん - えっ神作。応援してます。 (2020年9月20日 16時) (レス) id: c30d21e2cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞かぽ∞ | 作成日時：2020年6月22日 23時
