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朦朧 ページ24

A side


 天元様や無一郎が来てくれたから安心して、気を失って。



 だけど、不思議と意識ははっきりしてた。



 夢の中にいて、魂が抜けているみたいにフワフワしてて…。



宇随「A、気をしっかり持てよ…! もうすぐ屋敷に着くからな!」



 瀕死の私を担いで、屋敷に連れて行ってくれた宇随さん。



 そしてそんな私を心配そうに見つめる蜜璃や、他の柱たち…。



蜜璃「お姉ちゃん、お姉ちゃん…! しっかりして、起きてよ、ねぇ!(涙)」



 『みつ、り…。』



実弥「そんな毒ぐらいでくたばるんじゃねぇぞ、アホが。」



 『実弥…。』



伊黒「起きなければ叩き起こすぞ。 そうしないと、蜜璃が悲しむからな。」



 『小芭内…。』



しのぶ「Aさん、絶対に死なせませんよ! 早く解毒薬を!」



義勇「………。」



 『しのぶ、義勇も…。』



 炭治郎たちは任務なのだろう、この場にいないと言うことは。



 みんな、私のことを心配してくれてるんだ。



 ガラガラッ!



煉獄「うむ、遅くなってしまったな! Aが瀕死とは本当か!?」



しのぶ「鎹烏から伝令が行ったのですね…。 この状態です!」



悲鳴嶋「薬草が足りなければ、私の畑から採ってこよう。



  その他、役立ちそうな物も含めてな。備えあれば患いなしだ!」



 煉獄さんや悲鳴嶋さんも、私の為に動いてくれている。



 しっかりしないと、これ以上皆さんに迷惑をかけるわけには…!



蜜璃「Aお姉ちゃん…。 どうして私なんか助けたのよ…?」



宇随「それは愚問だな、甘露寺。



  お前が妹だからだ。 それ以外の理由はねえよ、こいつには。



  それにだ、甘露寺がもし逆の立場だったとしても、Aを助けただろ?」



蜜璃「…そう、ですね。 お姉ちゃんだけはって思うかも知れません。」



宇随「…お前らは仲が良いもんな。」



 天元様が、蜜璃にたくさん話しかけてくれている。



 蜜璃は、寂しがり屋だから…。



 『早く目を覚まさないと…。 皆が心配する!



  蜜璃のためにも、早く意識の出口を探さなければ…!』



 その後はあまり覚えていないけど、縦横無尽に走ったような気がする。



 蜜璃…。 もう少しで会えるから。



 …



 「うぅ…。」



蜜璃「…お、お姉ちゃん!?



  し、しのぶちゃんっ、お姉ちゃんが、お姉ちゃんがー!」

安堵と涙→←回想〜柱合会議にて〜



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作品ジャンル:恋愛
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かほべえ(プロフ) - かりんさん» ありがとうございます! 現在仕事でバタバタしており、超亀更新ですが、気長に待っていただけるとうれしいです。 (2020年9月21日 8時) (レス) id: 6299ff18a4 (このIDを非表示/違反報告)
かりん - えっ神作。応援してます。 (2020年9月20日 16時) (レス) id: c30d21e2cb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:∞かぽ∞ | 作成日時:2020年6月22日 23時

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