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大馬鹿野郎 ページ21

宇随 side


 きな臭い路地に入ると、薄暗くてジメジメしていやがるぜ。



 Aが遺した氷の結晶を辿ると、そこで…。



 「助けて…。 助けて、天元様…!(涙)」



宇随「っ、A!」



無一郎「宇随さん、やるよ。」



宇随「あぁ…!」



 なかなか頑丈そうな扉だったから、俺様も久しぶりに呼吸を使った。



 まだまだ衰えちゃいねぇな(笑)



 中に入るとそこには、ボロボロになったAの姿が。



 3人でよってたかって、女子を殴りやがったのか!?



無一郎「良くもAさんを…。 許さないから。」



 「天、元、様…。 むいちろ…。」



 そこから先は電光石火の如しだったんだぜ?



 奴らを一瞬にしてひっ捕らえて、警察に連絡をした。 けど…。



宇随「A、良くやった。 良く耐えてくれたな、もう大丈夫だ!」



無一郎「傷だらけだよ…。 早く手当てしないと。」



 「天元様、無一郎…。 ありがとう、たすか、った…。」



 そう微笑むと、Aは気を失っちまった。



宇随「A…!?



  おい、しっかりしろ! 気をしっかり持て、柱だろうがっ!」



無一郎「Aさん…!」



警察「では、詳しくお話を…。」



無一郎「そんな暇はないんだけど…。



  しょうがないや、宇随さん! Aさんを超屋敷へ連れてって!」



宇随「おう、分かった…!」



 当事者はAだ。 だが、今は当時の状況を話せる状態じゃねぇ。



 ひとまず、毒を抜いて命を助けねーと!



宇随「頑張れよ、A。 もう少しの辛抱だからな!」



 「………。」



 良く見ると、Aの足があらぬ方向に曲がってやがる。



 相当痛いはずなのに、痛がる気力もないのか…?



 それとも、瀕死の状態の中で呼吸を使って痛みを和らげたのか。



宇随「大した奴だが、とんだ大馬鹿野郎だ…。 こんなになるまで無茶しやがって。」



 …



宇随「胡蝶、帰ったぞ! Aの手当てを頼む、全身ボロボロだ!」



しのぶ「ご無事だったのですね、良かった…!



  アオイ、Aさんをこちらへ! きよたちも準備をして下さい!」



きよ・すみ・なほ・アオイ「はい!」



 Aは治療室に運ばれた。



 無事でいてくれ…。 お前にはまだ、言わなきゃならないことがあるから。

お目覚め→←耐え抜け、私



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作品ジャンル:恋愛
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かほべえ(プロフ) - かりんさん» ありがとうございます! 現在仕事でバタバタしており、超亀更新ですが、気長に待っていただけるとうれしいです。 (2020年9月21日 8時) (レス) id: 6299ff18a4 (このIDを非表示/違反報告)
かりん - えっ神作。応援してます。 (2020年9月20日 16時) (レス) id: c30d21e2cb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:∞かぽ∞ | 作成日時:2020年6月22日 23時

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