野盗の襲撃 ページ17
A side
しばらくして、蜜璃と見廻りをした。
蜜璃「お姉ちゃんと見廻り、久しぶりね！」
「そうね。 ところで、小芭内とはどうなの？」
蜜璃「うふふ、相変わらず仲良く過ごさせてもらってるわ。」
「…そう。」
？「あ、A姉ちゃーん！」
「お、寛太じゃないか！ 母上は元気か？」
寛太「うん！ あれから病気も治って、とっても元気だよ！」
以前、鬼の襲撃から命を救った寛太。 今でも、私のことを慕ってくれている。
寛太と別れ、野盗が現れるという場所の近くへ向かった。
…
蜜璃「…確かに不気味ね。」
「この辺りは薄暗いし、用水路も近くにある。 だから身を隠しやすいんだな。」
？「その通りだよ、お嬢ちゃん。 いや、鬼殺隊の氷柱様？」
「…貴様ら、例の野盗どもか？」
蜜璃と共に、臨戦態勢に入る。 ここで撲滅するか…？
男１「そんなに身構えるなよ、おっかねぇな。
まぁ少なくとも、あんたら２人なら…。 俺たちで倒せるがな！」
すると、物陰からニヤニヤした男が５人。 囲まれたのか…！
男２「まず手始めに、お前らから始末させてもらう！」
「望む所だ！」
バシュッ
ガキンッ！
一太刀交えて分かった。 こいつら、ただの野盗ではない。
こいつらはきっと、元鬼殺隊の隊士…！
「小癪な…。 柱である我々に盾突くつもりか？」
男３「そう簡単に勝てるとは俺たちも思ってねーよ…。 だが、これでどうだ！？」
ブワッ
「…うっ！？」
蜜璃「こ、これは…。」
男１「くくく、どうだい？ 俺が調合した毒の霧の味は？」
人間に効く毒を作る仲間がいるとは、気付かなかった…。
徐々に意識が朦朧としてくる。
蜜璃「お、お姉ちゃん…。」
男３「動けないだろう？ さぁ、俺たちと来てもらおうか。」
「そんな要求、飲むものか…！」
シャキッ
男１「ちっ…！」
蜜璃を庇いながら、用水路に近付く。 今は、この方法しかない…。
「…蜜璃、みんなの元へ帰って。」
蜜璃「え…？」
「この用水路を流れて行けば、屋敷に辿り着くはず。 後は頼んだよ…？」
ドンッ
男１「なっ！？」
蜜璃「お、お姉ちゃーーん！！」
ザブーーンッ
「ふふ、人質はひとりで十分だろう…？」
蜜璃、どうか、無事、で…。
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かほべえ(プロフ) - かりんさん» ありがとうございます！ 現在仕事でバタバタしており、超亀更新ですが、気長に待っていただけるとうれしいです。 (2020年9月21日 8時) (
レス) id: 6299ff18a4 (このIDを非表示/違反報告)
かりん - えっ神作。応援してます。 (2020年9月20日 16時) (レス) id: c30d21e2cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞かぽ∞ | 作成日時：2020年6月22日 23時
