数日後 ページ16
A side
いつも通り、月に１度の柱合会議の日。
「おはようございま、す…。」
宇随「…おう、おはよう。」
どうしてよりによって、宇随さんと鉢合わせるんだろう。 神様って意地悪。
出来るだけ顔を見ないように、私は席に着いた。
宇随「…なぁ、A。 こないだは悪かったな…。」
「…何がです？ 宇随さんは何も悪いことしてないじゃないですか。
ただ私への気持ちをはっきり言っただけじゃないですか、大丈夫ですよ？」
宇随「いや、あれはちが…！」
無一郎「おはようございます〜。」
「おはよう、無一郎。」
また気持ちが抑えられそうになくて、危なかったな…。
無一郎が来てくれて助かった、少し席を外すか。
「お茶を淹れて来る、少し待ってて。」
無一郎「あ、うん…！ ありがとう、Aさん！」
ガラガラッ
…
無一郎 side
朝、会議のためにお館様のお屋敷へ。 そこにはもう、宇随さんとAさんが。
何か話し声が聞こえたから、僕はわざとふたりの間に割って入った。
宇随さんにその気がないなら、僕だって男を見せないと。
無一郎「…ねぇ、宇随さん。
Aさんにした仕打ち、忘れたわけじゃないよね？」
宇随「仕打ちってお前、人聞き悪いな…。」
無一郎「間違ったこと言ってないでしょ。
あの後Aさん、大雨の中で泣いてたんだよ。
まぁ、僕の屋敷で雨宿りさせてあげたから良かったものの…。」
宇随「は…？」
ほら、そんな顔して。 本当はもう、自分の気持ちに気付いてるんでしょ…？
無一郎「またAさんを泣かせたりなんかしたら…。 絶対許さないから。」
宇随「………。」
ガラガラッ
煉獄「おはよう！」
蜜璃「おはよう、時透くん♪」
伊黒「…おはよう。」
そう言えば今日は、冨岡さんと胡蝶さんが非番だったかな。
それ以外の柱が集まれば良いんだ。
炭治郎「おはようございます！」
伊之助「よぉ！」
アオイ「よぉじゃないでしょ、挨拶くらいしなさいよ！」
善逸「おはようございま〜す！」
騒がしいな、皆して…。 でもこれで全員揃った、はず。
「お茶、お待たせ。」
蜜璃「あ、お姉ちゃん…！ 私も運ぶわね。」
「ありがとう。」
ちょっとくらい、悪あがきさせてもらうから。
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かほべえ(プロフ) - かりんさん» ありがとうございます！ 現在仕事でバタバタしており、超亀更新ですが、気長に待っていただけるとうれしいです。 (2020年9月21日 8時) (
レス) id: 6299ff18a4 (このIDを非表示/違反報告)
かりん - えっ神作。応援してます。 (2020年9月20日 16時) (レス) id: c30d21e2cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞かぽ∞ | 作成日時：2020年6月22日 23時
