バーベキュー ページ44
A side
しばらくして海から戻って来たチビたち。
第一声が、『お腹空いたー！』やって。 確かにそろそろ昼時やな…。
智「昼飯は心配しないで、もう準備してもらってるから。」
「準備？」
翔「智くんが釣って来た魚と、買って来た肉と野菜でバーベキューだよ。」
ば、バーベキュー！？ あたしら、バーベキューはお初かも…？
みんな喜ぶやろな…。
影山「皆様、バーベキューの準備が出来ました。」
錦戸「お好きな具材を仰って下さい、完璧な焼き具合でお渡ししますよ！」
忠義「わー、ばーべきゅー！」
バーベキューがどうしても平仮名っぽくなってまう忠義(笑)
バーベキューがどっち向いとるかも分からんやろ！
きみ「肉食う！」
すばる「俺、ちょっとでええ。」
信五「アカンで、きみとか隆平とか忠義にたらふく食わす気ぃやろ！」
「せやなぁ、バランス良く食べや？」
うちは特に、あたしや侯隆、隆平、忠義が太りやすい体質。
すばる、信五、章大、亮はどんだけ食べても太らへん。 羨ましいわ…。
「いただきます…！」
パクッ
∞「…うんまーーーー♪」
章大「このお魚しゃん、おいちい！」
智「良かったぁ、それおいらが釣って来たんだよ？」
章大「おー♪」
智くんに尊敬の眼差しを向ける章大。 この二人、何となく似とるかも。
きみ「うまぁ…。」
「あぁ、侯隆！ そない急いで食べんでも、お肉は逃げへんよ？」(ﾌｷﾌｷ
きみ「////」
昔よぉやってたみたいに、ついお世話をしてもうた。
根本的に、無邪気な所は変わってへんみたいやわ。
影山「少し休憩なさってから、また海で遊んで来て下さいませ。
後片付けやお部屋の用意もしておきますので、何なりとお申し付け下さい。」
「え、そんな…！ ベッドメイキングくらいやらせて下さい！」
錦戸「そういう訳には参りません、A様は客人ですので。」
「むぅ…。 智くん、話がちゃうやんかぁ！」
智「おいら、そんな約束したっけなぁ？」
翔「してたっけ？」
「翔くんまで…！」
やられた、嵌められた…！ この二人、最初からこういうつもりで…。
翔「だから、Aは頑張りすぎ。 ちょっとくらい羽伸ばせって。」
「…うん。」
まぁ、今回は智くんたちの厚意に甘えようかな？
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作者名：∞かぽ∞ | 作成日時：2020年1月19日 11時
