はじめてのおつかい��（末っ子編） ページ28
信五 side
無事に色鉛筆とスケッチブックを買えたたつ。 よぉやった！
後は大丈夫やろうから、外で待っとこと思っててんけど…。
きみ「…おそない？」
すばる「おん…。 このスーパー、あんまり広くはないもんな？」
信五「せやなぁ、何してんねやろ？」
レジに行くとこまではちゃんと見たし、すぐ出て来るはずやねんけどな。
と、その時。
忠義「んしょ…！」
きみ「あ、出て来たで！ にしても、すごい大荷物…。」
信五「ホンマやな、また引き返したってことか？」
すばる「…あ、お菓子か！ ほら、姉ちゃん言うてたやん！
お金が余ったら、好きなお菓子１個だけ買ってきてええよ〜って。」
だとしても、どう見ても１個だけではなさそうや。
多めにお金は持たせてたみたいやけどな。
三つ子「ただいまー！」
「おかえり！」
亮「すばる兄ちゃん、おかえり！ きみにいも信にいもおかえり！」
きみ「俺らはついでか(笑)」
「たぁ、大丈夫そう？」
信五「おん、大丈夫そうやで！ ルンルンで帰って来るやろ！」
ガチャッ
忠義「ただいまー！」
「たぁ…！ おかえり、ホンマによぉ頑張ったね！」
忠義「…うわぁぁぁぁ！(涙) たぁ、たぁ、めっちゃ頑張った！」
安心したんか、大泣きし始めたたぁ。 ひとりで心細かったやろな…。
「色鉛筆と、スケッチブックも！ あれ、このお菓子は…？」
忠義「そりぇな、今から開けるの！ こっち来て、ねえね。」
忠義に連れられて、リビングに向かうたぁ。 何が始まるんや…？
忠義「んとね、これがきーくん！ これがしゅばくん！ これがしんちゃ！
これがりゅーくん、これがしょーちゃん、これがりょーちゃん！
それからな、キャラメリュ！ 姉ちゃんのも買って来たんやで！」
「たぁ…。 全員分買ってきてくれたん…？」
俺たちにはエイトレンジャーのおまけ付きのラムネ。
そして姉ちゃんには、キャラメルを買ってくれててん。
せやから、あんなでっかい袋持ってたんや…！
姉ちゃん、キャラメル好きやからな。 よぉ見とるわ、たつは。
「ありがと…。 めっちゃ嬉しいよ、たぁ！」(ﾑｷﾞｭｯ
忠義「えへへ…♪」
こうしてたぁのおつかいは、幕を閉じた。
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作者名：∞かぽ∞ | 作成日時：2020年1月19日 11時
