本番 ページ9
A side
「はぁ、何か緊張してきた！(笑)」
横子「そこまで身構えなくても(笑)」
安子「大丈夫！ ビラはいっぱい配ったし、宣伝もバッチリやったじゃない♪」
ビラ配りも出店の準備を終えて、あとは本番を待つのみ。
仕立ててもらった着物を着つけてもらって、準備万端だ！
すると開門直後、ザワザワし始めた。
「ん、何か騒がしいね…？」
村子「あら…。 もう人だらけだわ、忙しくなりそうね！」
窓から下を見下ろすと、見渡す限りの人、人、人！(笑)
出店に並んだり、出し物を観に行く人もちらほら出始めてる。
？「あ、あの、すみません…。」
「あ、いらっしゃいませ！」
可愛らしいふたりのお客さん。 お客さんにはサービスもあるんだ。
「来てもらったお客さんには数量限定で、このチャームをプレゼントです♪」
女１「うわぁ、可愛い…♪」
女２「ありがとうございます！」
ただご飯を食べてもらって終わり！じゃ面白くないからと、安子ちゃんが作った物。
女の子が好きそうな柄で、いくつか作ったらしい。
「いらっしゃいませ！ 和装カフェ、いかがですか？」
丸子「美味しいご飯や飲み物、テイクアウトもやってまーす♪」
男１「何か、がっつり系あります？」
錦子「あ、あり、ます！////」
倉子「あ、お兄さん！ もし良かったら、飲み物いかが？」(ﾆｺｯ
男２「あ、じゃあ…！////」
人見知りな錦子ちゃんも一生懸命やってくれてて、倉子ちゃんは心配なさそう(笑)
村子「あ、こら、すば子！ またつまみ食いして、ちょっとは手伝ってよね！」
すば子「私は食べる係だもん。」
横子「全くもう(笑)」
「大丈夫？ 何か手伝おうか？(笑)」
横子「ありがとう、オーダーされた物出来たから、持って行ってくれるかしら？」
「了解！」
メニューは喫茶店で食べられそうな軽食から、皆で囲んでつまめるおやつまで幅広い。
それを、村子ちゃん主導で３人で厨房を回してるんだからスゴイよな。
「はい、カフェラテと抹茶ラテお待たせしました！」
？「すみませーん！」
「はーい、すぐ行きますね！」
熱心な呼び込みのおかげか、あっという間に満席に。
倉子ちゃんたちも、配膳を手伝ってくれるようになった。
「倉子ちゃんたちのおかげだよ、こんなに繁盛するなんて！」
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作者名：∞かぽ∞ | 作成日時：2019年11月11日 21時
