料理担当は？ ページ7
A side
「服を作ってもらったのは有り難いけどさ。
和装カフェなら、料理作る担当の人とかもいるんじゃないの？」
村子「それなら心配いらないわ。 もうパパにお願いしてあるもの！」
「…え、いつの間に！？」
村子「ナーイショ♪」
確かに村子ちゃんのお父さんは、ホテルとレストランの経営者だ。
文化祭の厨房なんて狭いだろうから、人数少しだけで足りるだろうけど…。
錦子「そっか、Aくんはまだ厨房見たことなかったわよね！」
倉子「そうね、案内を忘れてたわ。」
横子「もののついでに、案内してあげる。」
横子ちゃんたちに連れられ、家庭科室(厨房)に向かうと…！
「…え、広すぎない？」
安子「そぉ？ 学園の規模から見たら、このくらいが普通よ？」
そこには、だだっ広いキッチンが。 調味料や食材も豊富に取り揃えてある。
そうだよな、ここはお嬢様学校だもん…。 このくらい広くて当然だ。
すば子「この厨房の隣が、私たちのクラスよ。
だから和装カフェなんてどう？って、丸子がイカした提案したの。」
丸子「その通りよ、さっすが私のすば子ちゃん♪」
錦子「っ、ちょっと丸子！？
あんたのすば子ちゃんじゃないでしょ！？」
横子「ここにある食材は、好きに使って良いことになってるの。
ちゃんと後片付けさえすれば、どんな料理でも自由に作って良いのよ。」
良く見ると、新鮮な食材であると同時に、ちゃんと手の届く価格設定の野菜。
肉もどちらかと言うと安価なもので、そこはきちっとしてるんだなと思った。
「スゴイな…。 俄然やる気が出て来たよ！」
村子「キャンジャニ全員でウェイターをして、客引きしましょ！
あ、でももちろん、はしたない色仕掛けはアウトだけどね(笑)」
「そりゃそうだ(笑)
じゃあ、俺がビラを作って当日配ってあげるよ！
安子ちゃん、せっかくだからデザインを考えてもらっても良い？」
安子「もっちろん♪」
倉子「私のパパは、みんなを輝かせるためのステージを設置してくれたわ！」
横子「パパのおかげで、セキュリティは万全よ。」
錦子「お父様がお花を用意して、とっても綺麗に仕上げてくれるって！」
すば子「最高の音楽をかけてくれるって、パパ言ってた。」
みんな、役割分担してるんだ。 俺も負けてられないや！
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作者名：∞かぽ∞ | 作成日時：2019年11月11日 21時
