文化祭の出し物 ページ4
A side
横子ちゃんが復活して、早数か月。 これから忙しくなりそうだ。
村上「今日は、文化祭の出し物を決めるで！」
「文化祭…？」
横子「無限祭って言うんだけど、これからの学園の名物になる予定なの。」
安子「他のクラスもいるんけどね、出し物を各自で決めなきゃいけないのよ！」
村子「前例がまだないし、ちょっと難しいかも知れないけどね？」
丸子「私、メイドカフェとかやってみたいわ♪」
倉子「バッカじゃないの、あんたのメイド姿なんか誰も見たくないわよ！」
丸子「何よ、倉子もでくの坊のくせにー！」
倉子「私は将来、女優になるの！ この美貌で全員骨抜きにしてやるわ！」
丸子ちゃんと倉子ちゃんが喧嘩を始めたけど、だいぶ慣れちゃったな、俺も(笑)
村上「安子はどうや？」
安子「私、メイドさんに憧れはあるわ♪ でもお嬢様学校だし…。」
錦子「め、メイド服ってスカート短めでフリフリなんでしょ…？」
「メイドカフェ、楽しそうだけど…。
でももし違反とか色々言われたら面倒だし、和装カフェとかどうかな。
みんなそれぞれ可愛いし、絶対和服、似合うと思うんだよ。 着物とか。」
横子「か、可愛い！？////」
すば子「…それ、本気で言ってるの？」
「うん、本気。 俺、ウソつくの嫌いだしさ。」
俺の一言で驚いたのか、顔を真っ赤にして固まったキャンジャニたち。
あれ、俺、変なこと言っちゃった…？
村上「ほな、決まりな！
和装カフェなら、着物を仕立てなアカンのやけども…。」
丸子「はいはい！ 私、お父様に相談してみます♪」
倉子「じゃあ私は、メイクの相談をお母様にしてみます。」
確かに、かなり助かるよな…！ 和装のプロとメイクのプロがいれば！
村上「お前もイケメンやし、甚兵衛でも見繕ってもらえばええんちゃう？」
「え、俺も着替えるんですか？」
キャンジャニ『当たり前でしょ！ 絶対カッコいいもの！』
「そ、そうなんだ…。」
７人が声を揃えて突っ込んで来た。 みんな同じ気持ちだったってこと？
和装なんて、ほぼ初めてかも知れない。
夏祭りも私服で行ってたし、甚兵衛は１枚も持ってないから…。
丸子「お母様の許可が降りたら、連絡するわね！ 採寸とかもしたいし♪」
何はともあれ、楽しみなことに変わりはないや！
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作者名：∞かぽ∞ | 作成日時：2019年11月11日 21時
