大喧嘩 ページ44
A side
バリーーーンッ！！
「あ…！」
皿洗いをしていたある日、私は大変な物を割ってしまった…。
翔「すげー音したぞ、大丈夫！？」
智「おいらたちが片付けるから、Aは向こう行ってな？」
「…うん、でも、」
潤「ただいま…って、どうした？」
翔「おかえり、潤。 Aがコップ割っちゃったみたいでさ。」
そう、でもこのコップは…。 潤兄ちゃんが大切にしていたもの。
潤兄ちゃんがお小遣いで買った、好きなアーティストとのコラボコップ。
潤「…割ったのか。」
「ごめんね、潤兄ちゃん…！ 私…。」
潤「ありえねーんだけど？ それ、限定のコップだぞ！？」
和也「おい、潤…！」
潤「俺がどんだけ大事にしてたか知ってんだろ、何で割るんだよっ！」
智「潤、いい加減にしな！ 割れた物は仕方ないじゃん。」
こんなに鬼の形相の潤兄ちゃん、見たことない。
それくらい、大切にしてたんだよね。 分かってる、知ってるもん。
「ごめん、なさい…。(涙)」
潤「………。」
バンッ！！
怒った潤兄ちゃんは、自分の部屋に入ってしまった。
謝っても許してもらえないよね、そうだよね…。
和也「…A、大丈夫。 潤もかっとなっちゃっただけだから。」
翔「わざとやったんじゃないもんな…？」
「うん、でも、でも、このコップ、潤兄ちゃんの宝物なのに！(涙)」
どうしてよりにもよって、お兄ちゃんの宝物を壊してしまったのか。
もっと注意深くしとけば…って悔しくなった。
ガチャッ
「まさ、き、にいちゃ…！(涙)」
雅紀「え、ど、どうした…！？」
事のあらすじを聞いた雅紀兄ちゃんが、考えてこう言った。
雅紀「そうだよなぁ、このカップはもう販売してないって…。」
和也「バカ、フォローになってないでしょーが！(汗)
まぁ、潤も子供じゃないんだし…。 すぐ許してくれると思うけど？」
和兄ちゃんの言葉を信じて、その日は寝ることに。 全然寝れなかったけどね。
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「あ、潤兄ちゃん…。」
潤「…翔にい、おはよ。」
翔「あ、あぁ、おはよう…。」
やっぱり無視されちゃった…。 相当、怒ってるよね…。
智「………。」
悲しい気持ちになりながら、私は学校に向かった。
様子が変だって、きみくんには心配されたけど。
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Setsuki.(プロフ) - かほべえさん» あ、ごめんなさい！気づくの遅く遅くなってしまって…。全然いいですよ！ (2019年8月4日 19時) (
レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
Setsuki.(プロフ) - かほべえさん» とても面白かったです！ (2019年8月4日 18時) (レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
かほべえ(プロフ) - Setsuki.さん» え、うれしいです！ 完全な思い付きで一気に書いてしまったのに、読んでいただけて…！(笑) (2019年8月4日 18時) (レス) id: cd379f69aa (このIDを非表示/違反報告)
Setsuki.(プロフ) - かほべえさん» というか、今気付いたんですがもしかしてドラえもんズの小説作ってますよね？私、随分前に読ませて頂いていて…笑 (2019年8月4日 17時) (レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
Setsuki.(プロフ) - かほべえさん» おぉー！ありがとうございます！応援してます！ (2019年8月4日 17時) (レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞かぽ∞ | 作成日時：2019年6月16日 19時
