一安心 ページ34
A side
「〜♪」
坂本「…ストップ、ダメだ！ お前の高音は、もっともっと澄んでるはずだ！」
「すみません…。」
すばる「…ぶっ通しで歌っとるし、休憩した方がええんちゃう？」
坂本「まぁ、確かにな…。 よし、少し休憩だ。 何かあったら呼べよ？」
「………。」
すばるくんとのデュエットのために練習してたんだけど、全然集中出来ない。
はぁ、ちゃんとしなきゃ…。
すばる「大丈夫か、A？」
「ごめんね、すばるくん。」
すばる「…何か、悩みでもあるんか？」
心配そうに見つめるすばるくん。 心配してくれるのは有り難いけど…。
絶対に言えない。 きみたかくんの告白の返事が気になるなんて。
すばる「…安心せぇ、ヨコは全部断ってるから。」
「あ、そうなんだ…って、え！？ な、何で私の悩み分かったの？」
すばる「お前、めっちゃ分かりやすいで？(笑)」
すばるくん曰く、きみたかくんが呼び出される度に、私の表情が暗くなるんだって。
そんなに分かりやすかったんだ…！(汗)
でも、全部断ってるんだ。 それを聞けただけでも、ちょっとホッとした。
「…ありがと、すばるくん。 何かスッキリした！」
すばる「よっしゃ、もう一頑張りやな！
さっきの、ハモリのパートからやろ。 複雑なハモリやからな。」
「うん…！」
すばる「あ、でも気ぃ付けや？
あいつのファン結構おるし、モタモタしてたら取られてまうで？」
「え…！？」
すばるくんに言われて、私の決心は固まった。
後夜祭の１大イベントでもある、『恋の宴』…。
潤兄ちゃんから聞いたんだけど、簡単に言うと告白タイム？みたいな。
そこで、きみたかくんに告白する。
気持ちを伝えるだけだから、もしフラれても大丈夫！のはず…。
「おおぞら〜♪」
坂本「…！！」
すばる「素晴らしい世界を〜♪」
坂本「おぉ…！ スゴイじゃないか、お前たち！
高音の伸びも最高だし、ハモリも完璧だ！ さすがは俺の教え子！」
「褒め過ぎですよ、先生…。」
すばる「ええやん、坂本先生が褒めてくれるなんてなかなかないで？」
きっと、自分の声にモヤモヤが移って、上手に歌えなかったんだ…。
この調子で本番も、頑張るっ！
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Setsuki.(プロフ) - かほべえさん» あ、ごめんなさい！気づくの遅く遅くなってしまって…。全然いいですよ！ (2019年8月4日 19時) (
レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
Setsuki.(プロフ) - かほべえさん» とても面白かったです！ (2019年8月4日 18時) (レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
かほべえ(プロフ) - Setsuki.さん» え、うれしいです！ 完全な思い付きで一気に書いてしまったのに、読んでいただけて…！(笑) (2019年8月4日 18時) (レス) id: cd379f69aa (このIDを非表示/違反報告)
Setsuki.(プロフ) - かほべえさん» というか、今気付いたんですがもしかしてドラえもんズの小説作ってますよね？私、随分前に読ませて頂いていて…笑 (2019年8月4日 17時) (レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
Setsuki.(プロフ) - かほべえさん» おぉー！ありがとうございます！応援してます！ (2019年8月4日 17時) (レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞かぽ∞ | 作成日時：2019年6月16日 19時
