逆巻家に妹が来ました。【DIABOLIK LOVERS】 (ページ2)

今日:2 hit、昨日:11 hit、合計:15,841 hit

Episode 2 ページ2

カナトside

「そろそろAのこと起こしてくれますか？」

「分かりました。」

レイジに頼まれて、Aの部屋へと向かう。

「A、入りますよ。」

ノックをしてからドアを開ける。

「何で居るんですか…」

そこには、Aの枕元に座るスバルが居た。

Aと2人っきりだと思ったのに…

「寝顔が可愛くて、見てたんだよ…」

「スバルがそんなこと言うなんて、珍しいですね。」

「う、うるせぇ…」

スバルとは反対側の枕元へ行くと、Aの頬を撫でた。

『ん…お兄ちゃん…好きだよ…』

「可愛い…」

自然と言葉が出てくるほど可愛い。

スバルの様子を伺うと、両手で顔を覆っていた。

「こんなに可愛いと、起こしたくなくなります。」

「もうこのままにしとこうぜ…？」

「レイジに怒られます。起こしましょう。」

Aの肩を掴んで、軽く揺さぶる。

『まだ寝るの…』

「A、早く起きろ。」

「もうご飯の時間ですよ。」

『分かったよ…』

ふてくされ気味に起きると、目をこすった。

「A、おはようございます。」

『うん…おはよう…』

寝起きのAはまだ意識が朦朧としていて、可愛さが倍増している。

「Aの目、綺麗だな…」

「僕も思いました。」

エメラルドグリーンの綺麗な目をしてる。

目はパッチリしていて、人形みたい。

「Aのお母さん、美しいんでしょうね。」

「まぁ、Aがこんなに可愛いからな。」

そんな話をしていると、なかなか戻って来ない僕達のことを心配した、レイジが様子を見に来た。

「遅いですよ？A、早く着替えて食堂に来なさい。」

『はーい！』

起きてからしばらく時間が経ち、すっかり元気になったAは、ベッドから起きると私服に着替えた。

『着替え終わったよ！早くご飯食べよ！』

Aは僕達の間に入ると手を繋ぎ、走り出した。