透明な瞳。【マホト】 (ページ5)

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医者:藍川Aさん。

マ:はい。

医者:もう、、見えません。

マ:え？

医者:目。もう見えるようには、、

マ:なんでですか。事故のせい、、、？

あの日。Aに、トラックが突っ込んだ。

足は両足骨折。

そして、、フロントガラスの破片が

目に刺さっていた。

もう、、Aは、この世界を見ることが出来ない。

もう知っていたんだろう、病室に戻ると言ったよな。

あ:ごめんね。

マ:え？

あ:クリスマス。一緒に、、

マ:イルミネーション

あ:そう、、私。行っても、、見えないね。

マ:そうだな。

あ:マホトの顔しっかり見とけばよかったな。

マ:……いつでも隣に居るよ。

あ:透明。

マ:ん？

あ:私が今見てる世界は透明なの。

マ:透明、。

あ:マホトが見せてくれた景色。あたまにはうかべられる。
けどね、、今目の前に映る世界は。。透明。

マ:なあ、、A。

あ:何？、マホト。

マ:結婚しよっか。

君の笑顔が久々に見れたあの日。

君の、25歳の誕生日だったこと。

俺は忘れてなかった。

あ:……今日。、なんの日？

マ:お前の誕生日。

あ:……最高の誕生日プレゼント。

マ:見えなくても。涙は出るんだな。

あ:泣いてる、？？はずかし。

小さな顔を覆う小さな手。

ずっと、、、守るから。

ずっと、、、お前の目になってやるから。

あ:痛い、、。

マ:……A。、どうしたんだ？