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EPISODE 4 ページ5

目が覚めると、隣にAが居なかった。


A、俺のこと起こさないで起きたのか?


廊下を覗くと、アヤトがAと言い合いになっている。


『シュウお兄ちゃんと一緒に起きたいの!』


「別にアイツはいいだろ?俺と一緒に起きて1階行けばいいじゃねぇか!」


「何してんの?」


声をかけると、Aは走って俺に抱きついてきた。


『シュウお兄ちゃん、おはよう!』


「おはよ。」


「Aはシュウお兄ちゃんが居るから、もういいよ!」


アヤトは不機嫌そうな顔をすると、俺達から離れていった。


『ねぇシュウお兄ちゃん、一緒に1階行こ!』


「ん。」


歩き始めても、Aが一向に歩き出そうとしない。


「何やってんの?早く行きたいんだけど。」


『抱っこ…』


Aがボソッと何かを呟く。


「聞こえない。」


Aに近付くとしゃがんだ。


『だから!抱っこするの…』


マジで赤ちゃんみたいだな…


「したくない。だるい。」


冷たくそう言い放つと、だんだんと涙目になってくる。


『シュウお兄ちゃん…ごめんね…』


本当に子供ってめんどくさい…


「ほら。」


手を広げると笑顔になり、勢いよく抱きついてくる。


そのまま1階に下りて食堂に行くと、アヤトが俺達を睨んだ。


俺の隣の椅子に下ろすと、ニコッと笑った。


『いただきます!』


元気だな…


「さっきから不機嫌ですけど、何かあったんですか?空気が悪くなるので迷惑です。」


カナトがアヤトに向かってそう言う。


「何でもねぇよ。」


「さっきお前Aと言い合いになってただろ。」


「余計なこと言うな!」


俺に向かって怒鳴るアヤトを見て、Aは怯えている。


「俺の部屋で食うか?」


スバルがAを連れて行こうとすると、アヤトがそれを止めた。


「俺の部屋で食う。」


アヤトは怖がるAを横抱きにすると、部屋へと連れて行った。


「アヤト君、Aちゃんとケンカなんてかなり傷ついてるね〜…」


「食事中に席を立ち上がるなんて全く…あなた達は早く食べなさい。」


あの2人、後でレイジに怒られるだろうな…

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美紀 - 大変ですね美紀が住んでいる地域も5人も出てしまいました (2020年4月19日 14時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
Amelia_.(プロフ) - 美紀さん» それが出てるんです!(;;) (2020年3月22日 17時) (レス) id: 893622ef20 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 作者さんのところはコロナウイルスどうですか大丈夫ですか (2020年3月22日 15時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
Amelia_.(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます(;;)美紀さんもコロナ気を付けてくださいね!! (2020年3月21日 12時) (レス) id: 893622ef20 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 初めまして美紀ですこのアニメ大好きなので最高ですこのアニメ更新大変だと思います頑張ってください応援してますコロナウイルスが流行っているので気を付けてくださいね (2020年3月20日 9時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Amelia_. | 作成日時:2020年3月17日 6時

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