EPISODE 16 ページ17
『やらぁ…くすぐったいの…！』
「もうやめろ。」
アヤトは俺の顔を見ると、舌打ちをしてAから手を離した。
「んで、何されたわけ？」
『ア、アヤトお兄ちゃんが…Aの背中を撫でて…ゾクッてきて…ビクッてなって…』
「要は、俺に触られて気持ちよかったってことだろ？」
「何でそうなるんだ。」
アヤトはAの顔を見て口角を上げると、また布団の中に手を入れた。
「触っていいか？」
『えっ、ダメだよ！』
「もしアヤトが触るなら俺もする。」
『ちょっと、勝手に話進めないでって！』
「いいぜ？好きなだけしろよ。」
アヤトが背中を触ったと同時にキスマークをかくと、さっきよりも大きく反応した。
「ククッ、可愛いな。」
「ほら、俺だけ見ろ。」
こんな可愛い顔、アヤトに見せられるかよ。
今はちょうど俺の方を向いてるからいいけど。
『やっ…痛い…んんっ…』
そんな可愛い声出したら、俺達我慢できなくなるの分かってるのか？
まぁ、まだ小さいんだからそんなこと考えてないよな。
『お願い…もっ…やめっ！』
「やめねぇよ。お前のその声、最高にそそるんだ。まぁ顔が見えねぇのが残念だけどよ。なぁ、こうしたらどうだ？」
アヤトは強くしているらしい。
そんなの負けてられないな。
もっと強く深く爪を立てた、その時。
『ひっ…痛い…！』
爪を立てたところから、血が滲んできた。
アヤトは目を見開いて、その血を眺めている。
こんな甘ったるい匂い目の前で嗅いだら、アヤト我慢できないだろ？
まぁ俺は、苦い血の方が好みだけどな。
『2人とも…やっとやめてくれたぁ…』
涙を流しながら俺の服を掴んでくる。
その瞬間、俺の中の何かが壊れた気がした。
気付くと俺は、アヤトを押し退けてAの上に馬乗りになっていた。
「シュウ、てめぇいいかげんにしろよ？相手は妹って分かってんのか？」
まさか、自分でもビックリしている。
アヤトよりも、俺の方が我慢できなくなるなんて。
Aは俺に押し倒された恐怖で、小さく震えていた。
「あぁ、分かってる。でも、甘い匂いがする血が目の前にあってこんな可愛い顔されたら…我慢できなくなるんだよ。」
『シュウお兄ちゃん…牙見えてる…』
「ヴァンパイアだからあたりまえだ。」
もう、この匂いに我慢できない。
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美紀 - 大変ですね美紀が住んでいる地域も5人も出てしまいました (2020年4月19日 14時) (
レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
Amelia_.(プロフ) - 美紀さん» それが出てるんです！(；；) (2020年3月22日 17時) (レス) id: 893622ef20 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 作者さんのところはコロナウイルスどうですか大丈夫ですか (2020年3月22日 15時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
Amelia_.(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます(；；)美紀さんもコロナ気を付けてくださいね!! (2020年3月21日 12時) (レス) id: 893622ef20 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 初めまして美紀ですこのアニメ大好きなので最高ですこのアニメ更新大変だと思います頑張ってください応援してますコロナウイルスが流行っているので気を付けてくださいね (2020年3月20日 9時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Amelia_. | 作成日時：2020年3月17日 6時
