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癒し ページ16

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MG「A〜疲れた俺」


「あーそう」


MG「癒して!!」


「やだ。ぶーにでも癒してもらって」


MG「俺こんな奴じゃ癒されない」


SG「え、いや僕だって無理ですけど!!てかぶーってなにぶーってA」






久しぶりにみんなで宿舎に帰ってきた今日この頃


帰ってソファで本を読んでいると

でかい犬がそうやっておねだりをしてきた



「僕ちょっとAに言われると傷つく…」とかぶつぶつ言ってる奴の隣でうるさい犬



そもそもなに癒すって

俺に癒し効果ある?ないよね?





MG「じゃあ、膝枕!!膝枕でいいから本読んでて」


「は、え、ちょ…」


MG「お邪魔しまーす!!!」


「…」




そう言って思いっきり俺の膝に頭を乗せて

下から満足げに笑う




「は、お前冗談は顔だけにしてよ」


MG「え、なに顔って、ちょっと」


「このまま本なんか読みにくいに決まってるだろ」


MG「いいじゃんか〜、ね?」


SG「ヒョン、側からどう見えてるか考えた方がいいですよ」


MG「…。」





ジロっとスングァンを一睨みした後、

俺には満面の笑みを向ける





MG「じゃあおやすみ〜」


「…はぁ、」


SG「A寝かせていいの」


「もうここまで来たら退かないつもりでしょ」


SG「Aは優しいね、こんな人の相手してあげて」


MG「やースングァンお前…」


「寝る人は大人しくしてろ」


MG「んぐ、…」




顔を浮かせたミンギュの顔を

本で抑え込む



少しは大人しくしてほしい

俺がちゃんと躾とけばよかったこの犬に







「本当にこれで癒されてんの?」


MG「癒されてるってば〜」


「てか俺じゃなくてもよくない?」


MG「Aじゃないと嫌だ」


「そ…」


MG「え、照れてる?照れてるの?」


「ち、ちが、そんなんじゃ…」


MG「A〜可愛すぎる〜♡」


「や、やめろよ、」





下からミンギュのでかい手のひらで

頬をうりうりといじられ、腰に手を回されお腹に顔を埋められる




別に照れてなんかいないし、

ミンギュにこんなことされるのはなんか負けた気になる…






「ん〜暑い、離れろ…」


MG「離れたくない!!」


「やー…」


MG「このまま2人きりになれたらいいのに…」


「え?」






SC「はいはい邪魔者がいてすみませんね。スングァンに見張るように言われた俺の気持ちにもなってみろ」


MG「ヒョン〜」






結局のところ俺は1人にさせてもらえないってことね








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作者名:ka._.ho | 作成日時:2022年7月20日 23時

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