obsessive lover

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あんな真剣な顔をしたオッパは久しぶりに見たような気がした

それでも別に軽く見てるわけじゃないんだけどなぁ……



すると電話の着信音が鳴る

スマホの画面には日本語で"よしのりくん"




「…はーい？」

"ys「ぁ、A」"

「うん、どうしたの？」

"ys「今日帰って来ないん？」"

「うんごめんね、ジフニオッパたちのとこいるー」

"ys「えぇ…うーん…寂し…」"

「大の大人が何言ってんのー」




電話越しにさみしいさみしいって悲しそうに鳴くヨシオッパ

自分より何歳も年上のオッパがこうなるのは、少し可愛いよね…くすぐったい……


この猫めっ…





jh「…ヨシいつもそんな感じなの…うぇ…」

"ys「え？聞かれてんの…？」"

「ごめんオッパスピーカー」

"ys「うわぁ………」"

「ごめん笑」

jh「けど今日のAは俺のだからー」

yj「ヒョン僕もいますよ」

"ys「えーやっぱA帰っておいでよー…迎えに行くからさぁ…」"

「寒いから外出たくない」

"ys「あーーまたそんなこと言う……」"




ヒョンソギヒョンにチクるよ？とか電話越しに脅してきたヨシオッパ

そんなもので怖気付く女じゃないよ
寒いって言ったら寒い…
出たくなかったら出ない……

たったそれだけね




「オッパは自分の家で大人しく明日になるのを待っててくださいねー、羊でも数えてて下さい」

"ys「いややってぇ…羊じゃなくてA数える…」

「別に数えるのは何でもいいけど笑」

"ys「あと10時間くらいあんねんけど…長すぎ…」

「寝ちゃえばあっという間だって、目閉じて開けたら次の日！ね！」

"ys「むりぃ…最近ゆっくり話せてないやんー、だから今日こそと思って…」"

「…思って？」

"ys「思って……たくさんデザート用意したのに」"

「はぁ〜？」



デザートをたくさん？用意していた？



「なんでもっと早く言ってくれないのーそっち行ったのに！デザート食べたのに！」

"ys「…いつも通り帰ってくると思うやんかぁ」"

「うわぁ普通に帰ればよかった」

jh「ちょっとちょっと」




これは誤算だった

こっちに来たものの結局鍋食べれなかったし、なんか人増えるし
デザート食べたかった…一口でも…



「とりあえず残せるのだけ残してて…明日食べる」

"ys「うん…」"




結局最後まで悲しそうだったヨシオッパ
電話を切るのも中々に言うこと聞かないから大変だった




「もう切るねー」

"ys「えぁちょまっ」"




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