＋暴君 12＋ ページ13
-In your side-
やっと泣きやんだ私は、団長に尋ねた。
「団長……私、外に出てみんなに謝らなきゃ。みんなに迷惑かけちゃって……」
「その必要は無い。みんなは既に本拠地に帰っている」
団長の声がやけに近く感じる。
傍から見たら団長に抱きしめられているこの体制は、ものすごく恥ずかしくなり顔に熱が集まるのを感じた。
「というか、ここは何処ですか?」
「本拠地だ。Aが寝ている間に俺が連れてきた」
あぁ、さらに追い討ちをかけるように恥ずかしい。多分今の私は真っ赤だ。
「……A、フェイタンじゃなくて俺にしろ。俺ならお前を幸せにできる」
「え…………?」
団長の腕に力が篭る。
心音が、呼吸音が、団長の全てが聞こえる。
「A、好きだ」
告げられた言葉を理解するのに時間がかかった。
「どうしようもなく、お前が好きなんだ」
「っ……だんちょ…う?」
“好き”
その言葉はとても怖い。
ふと頭によぎる、フェイタンの顔。
「団長、私っ…………私は」
「……俺じゃ、駄目なのか?」
団長…いや、クロロの顔が近づいてくる。
寂しそうで、悲しそうな顔。
唇が触れるか触れないかの距離。
「私は＿＿＿＿＿」
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ニコりん - これからも頑張ってくださいっ！！ (2014年6月18日 16時) (
レス) id: 30ed332248 (このIDを非表示/違反報告)
うどん - ヤンデレフェイタンだ！かっこいい/// めっちゃ面白いです！！ (2014年4月24日 6時) (レス) id: 1141b6fb50 (このIDを非表示/違反報告)
夏桜(プロフ) - これはまさか…私が大好きなヤンデレでは……？！←いつも楽しませてもらってます^ ^頑張ってください！（かなり止めてる私に言われたくないよね……） (2014年4月7日 16時) (レス) id: 33bc7463f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナナめ上 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ARUTO2/
作成日時：2014年4月7日 16時
