+暴君 1+ ページ2
いつもの朝。いつものホーム。
Aは下向きに廊下を歩くと足音が軽快に響いた。
「A、おはよう」
「あ、シャル……おはよ」
下を向いたまま挨拶するAの顔を覗き込むシャル。
驚いて顔をあげたAの顔には、大きな青痣が残っていた。
「また青痣が出来てる!!」
「あのっ、これは…そのっ」
「いいから、パクかマチに手当てしてもらってそれから何があったのか聞くよ」
シャルがAの手をひいて広場の方へとつれていく。
Aは何か言いたげに唇をつぐむが、何も言わずにシャルに着いていった。
-In square-
「……手当て、終わったよ」
「ありがとう」
マチの手当てが終わり、周りにいたシャルとクロロは安堵のため息をついた。
Aは蜘蛛のメンバーであり、重要な戦力。
フェイタンの彼女で需要がある能力のため、旅団の中で重宝されている。
だが、最近…彼女は顔や体の至るところに痣や生傷を見るようになった。
「さて、A。……どうしてそんなに怪我してるのか、いい加減教えてもらおうか」
「これは…何でもないよ……」
「何でもない、か。俺達は信用が出来ない、そう言いたいのか」
違うという代わりに首を横に振るAの肩に白い手が触れている。
…パクノダである。
「!! パクっ、記憶を見たの!?」
「えぇ…………ごめんなさいね、A」
「お願い、やめて、話さないで…!」
「それは無理。これは蜘蛛にも関わることだわ。……三人とも、いいかしら」
マチ、シャル、クロロは首を縦に振ると静かに耳をすませた________
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ニコりん - これからも頑張ってくださいっ!! (2014年6月18日 16時) (レス) id: 30ed332248 (このIDを非表示/違反報告)
うどん - ヤンデレフェイタンだ!かっこいい/// めっちゃ面白いです!! (2014年4月24日 6時) (レス) id: 1141b6fb50 (このIDを非表示/違反報告)
夏桜(プロフ) - これはまさか…私が大好きなヤンデレでは……?!←いつも楽しませてもらってます^ ^頑張ってください!(かなり止めてる私に言われたくないよね……) (2014年4月7日 16時) (レス) id: 33bc7463f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナナめ上 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ARUTO2/
作成日時:2014年4月7日 16時