陸拾壱ノ型 ページ19
「な、んで……おまえ……
──だれえ？なんで僕のこと知ってるのお？」
？「……処分しろ」
樂「御意」
いやごめん嘘おおお！！！
1回やってみたかったのおおごめん殺さないでぇっ！！
？「……そうか。覚えてない、か……」
───ならばこちらもやりやすい。
「あ゛っ、いた゛ぁ……ｯ！！」
ニヤリ、と不気味に笑ったと思った次の瞬間
おじさんに拳銃で右腕を撃ち抜かれた
「っに、すんのさあ……誰なの……おじさんが増えたところで……ァウッ……！！！」
次に左腿。
やばこのおじさん11歳に対して容赦なさすぎじゃない……？！
「……ｯ、こんなに怪我したらみんなに、怒られちゃうじゃん……」
隙を見せるな。
僕はまだ余裕だと思わせることが戦いで生きていくための戦略だ。
脳を働かせろ。
いくら血が出ても、抵抗が出来なくても。
きっと突破口があるはずだから。
？「まだ周りを気にする元気があるか……面白い。ならば特別に教えてやろう」
なに、何する気なの……
次はどこ狙われる……肩？胸？
ドクンドクンと心臓がなる中、目の前のおじさんは僕の耳元に口を持ってきて小さく、こう呟いた
？「私はお前の……─────」
「え……」
その言葉を聞いた後、ズドン、と撃ち抜かれる感覚を最後に僕の視界はグラリと歪んだ
.
樂「良かったのですか」
？「誰にそんなことを聞いている。つまらないことを言ってないでそれを運べ」
それ、と言って冷たい目線を向けた先には先程まで元気にキャンキャンと吠えていた鬼神の末裔
倒れる寸前、全く感情の読めないような顔をした後に肩を撃ち抜かれその衝撃で気絶したこの子供
……何故自分の種族の末裔をこんな風に迎え入れなければいけないのか
この後起こるであろう現実から目を背けたくなる。
子供を抱きあげれば繋がっていた鎖はジャラジャラと音を立てて引きずられている
まあ、どれもこれも仕方の無いことなのだが。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 152人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
naginagi(プロフ) - めっちゃ面白かったです！童磨、、ファイト、、、、、、（笑） (2022年6月26日 10時) (
レス) id: 7ae4df17f0 (このIDを非表示/違反報告)
947(プロフ) - 凄い面白かったです！更新頑張ってください、応援してます！ (2020年11月7日 10時) (レス) id: ef0a8212f8 (このIDを非表示/違反報告)
さみ - うわぁぁぁぁん！めっちゃ面白いです！頑張ってください (2020年10月21日 0時) (レス) id: 1cc5216453 (このIDを非表示/違反報告)
おはぎ - 続き気になります！！！！更新頑張ってください！ (2020年9月19日 10時) (レス) id: 206c89cdd5 (このIDを非表示/違反報告)
らっぴょこさん - めっちゃ面白いです！これからも頑張って下さい！応援していますよ(*^^*) (2020年7月18日 11時) (レス) id: c590781f3e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：カハラ | 作成日時：2020年7月8日 19時
