鬼滅の刃 ─鬼神と鬼と鬼殺隊─

肆拾伍ノ型 兄貴 ページ47

「ねえね、僕どのくらい寝てた？身体がダルすぎるんだけどそんなに寝てたのかなあ……」


冨岡「3日だ。」


「3日かあ……訛っちゃったかなあ。うげ、みんなに怒られるう……」



カナエ「そんな、怒らないわよ〜！私たち怒ったことあったかしら？」





「んーん。皆じゃなくて、上弦の鬼(みんな)だよお……」



不死川「……ほォ？俺たちよりアイツらの方が気になるのかァ」




「……まっさかあ〜！全然！そんなことないよ！ねー蜜璃ぃ！！」


甘露寺「へあ？！」


伊黒「こら、甘露寺を巻き込むんじゃない。諦めろ。」





ひぃん小芭内の意地悪ううう！









.





宇髄「そういえば、意識失ってるとき母様って言ってたけどなんか思い出したのか？」



「！……うん、なんか……昔のこと、思い出したの」





母様。どうしてあの時黒い人間は僕と母様を狙ってたのかは分からない



だけどちゃんと僕には母様がいた。それさえ分かればいいんだ







不死川「んな顔すんじゃねェよ。言いたくなかったら言わなくていい。だが教えてくれるならゆっくりでいいから、話してくれェ」




「……うん。お話するね」






実弥に優しく撫でられながら、僕は口を開いた









しのぶ「そう、ですか……Aのお母様は……」


無一郎「ごめんね、辛い話させたね」




「んーん、大丈夫！僕の今の家族はみんなだもん。何も辛くないよお！」




ま、ここにいる人達はみーんな鬼に家族を食べられたり殺されたりしてるんだから。


僕だけが辛いわけじゃないもん







「とりあえず目覚めたし、みんなでご飯！行こっ！！」




腹が減っては戦は出来ないんだよお！







有一郎「そうだな。ハンバーグ、食べに行くか」



玄弥「おっ、俺は……」





「玄弥は強制参加だよお。僕のこと抱っこして」



不死川「クッ……！！」









無一郎「ドンマイ、お兄ちゃん」


冨岡「ファイトだお兄ちゃん」


煉獄「元気を出せ！お兄ちゃん！」







不死川「並べェ。テメェらから捻じ斬ってやらァ！！！！」

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