鬼滅の刃 ─鬼神と鬼と鬼殺隊─

肆拾肆ノ型 目覚 ページ46

「……ん」



後藤「……起きた、のか？」






この声は……僕のことが大好きなごとーだね？



「ごとお……身体いたいい……」


後藤「ほんっと、もっと早く目覚ませよ……どこが痛い？待ってろ、柱呼んでくる」


「まってえ、ごとー……僕生きてる？僕がみんなんとこ行くから……だっこして」


後藤「しない。そこにいろすぐ呼んでくるから」








「ちぇ。ごとーのケチ。ごとーに抱っこして欲しかっただけなのに」


後藤「……はあ、俺が柱に怒られるだろ……ほら、手伸ばせ」





んふ、なんだかんだ言って後藤も優しいんだよね









.








冨岡「……今日で3日か」



しのぶ「全く、鬼殺隊の柱ともあろう方々が揃いも揃って毎日蝶屋敷に来ないでください」


無一郎「僕、一般隊士だよ」



善逸「それで一般隊士だったら俺たちはミジンコだよお……」







コンコン




後藤「後藤です。入ってもよろしいでしょうか」



カナエ「大丈夫よ〜！」









「んばあ。皆おはよお！起きたよお」



全員「「「「A……ッ！！！」」」」







しのぶ「どうしてあなたがここに来るのですか。私たちを呼んでくれたら……」


伊黒「お前も連れてくるんじゃない」









後藤「ほら見ろ俺が怒られるだろ。柱怖いんだよお前どうにかしろよ元凶だろ」



「ごめんごとお。これに関しては僕も怒られてるから庇えないい……」







後藤、A、1時間に渡る説教を食らう。





「心配かけてごめんねえ……あれからどうなったかあんまり覚えてなくて……」



寝起き(？)の金平糖おいしすぎい……しっかり餌付けされてるう……





「善逸が僕に気づいて運んでくれたのは薄らと覚えてるの。ありがとおね」


善逸「本当に見つけた時は肝冷やしたからな！！」


「うんうん。あんな顔の善逸見たこと無かったもん」




アレ？本当に善逸かな？？って不安になったよね。









後藤「頼むからまず降りてくれ。いくら小さいって言っても俺は隠なんだからずっと抱いてる力はないんだよ」


「後藤の貧弱。後藤の抱っこ好きなのに」








不死川「降りろォ。俺が抱いてやる」

宇髄「こっちこい！！！！」

煉獄「俺の抱っこも好きだろう！」

伊黒「そいつらでは雑だろう。俺の所に来るといい」

冨岡「任せろ」






甘露寺「この光景が懐かしいわ……！」


錆兎「揃いも揃ってだな……」





しのぶ「本当、どいつもこいつもですよ。」

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