参拾捌ノ型 調合 ページ40
しのぶ「A……!」
「ぅう゛……ハァ、……ッ」
烏からの伝令で胡蝶姉妹が素早く治療施設を整え薬を調合し待っていたが、運ばれてきた鬼神の末裔は想像より酷い姿だった
時折止まってしまう呼吸に、止まらない汗。熱は下がることは無い
悲鳴嶼「嗚呼、熱い…四十度はゆうに超えているだろう……」
伊之助「気配がどんどん薄くなってくぜ……」
宇髄「くそが……ッおい胡蝶!どうにかなんねえのか?!」
しのぶ「血鬼術であれば既に皆さんと同じく目が覚めているはずなのに……わかりません。」
煉獄「すまない。俺がいながら……敵も取り逃し、Aもこんな状況に……」
不死川「お前のせいじゃねェよ。その血鬼術ってのは誰も気づけねェんだろ。お前も軽傷じゃねェんだから気に病むなァ」
煉獄「不死川……すまない」
Aに人一倍思い入れのある不死川。ずっと手を握り頭を撫でている姿は弟を心配する兄のよう
炭治郎「不死川さんは長男か何かなんですか?」
不死川「黙れェ。俺に弟なんて居ねェ」
玄弥「」(気まずいなあ……)
炭治郎「なるほど!やっぱり長男─」
善逸「たっ、たたた炭治郎!!空気読もうねえ?!」
「や、……って、かあ……で」
冨岡「どうした」
「はなしてえ……かあさまっ!!!」
Aの心臓がドクン、と大きく跳ねたと思ったら突然暴れ始めた
錆兎「落ち着け、大丈夫だから。俺たちはここにいるぞ」
無一郎「A……なんで起きてくれないの。早く起きてハンバーグ食べに行こう」
「ぅん゛……ッた、すけて……ッ」
善逸「Aの音、すごく歪んでる。身体が耐えきれてないんだ……」
宇髄「俺にも聞こえるっつーことは、それほど辛いんだろう……」
善逸と宇髄は耳がいい。だから今の状態は精神的に辛いだろう
2人とも顔を顰めるしかない
カナエ「どうして、なんの薬も効かないのかしら……何が起きているの……」
猗窩座との戦いは直ぐに終わったので未だ夜が明けることなく、夜特有の肌寒い風が蝶屋敷を吹き抜けた
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カハラ(プロフ) - マロンさん» ウワー!家族様にはカハラ直々に謝罪させて頂きます(白目)ありがとうございます!頑張ります! (2020年7月17日 19時) (レス) id: 7ae7a4b546 (このIDを非表示/違反報告)
マロン - どちゃくそ面白いです()ほんと無理wんぶふって言って家族に変な目で見られました、どうしてくれるんですか(自業自得)これからも更新頑張ってください! (2020年7月13日 19時) (レス) id: 31c3af07a3 (このIDを非表示/違反報告)
カハラ(プロフ) - genkiippai0708nさん» コメントありがとうございます!!気に入って頂けるよう頑張ります!! (2020年7月3日 2時) (レス) id: 7ae7a4b546 (このIDを非表示/違反報告)
genkiippai0708n(プロフ) - これからも頑張ってください!! (2020年7月2日 20時) (レス) id: 6f9d963a04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カハラ | 作成日時:2020年6月19日 3時