鬼滅の刃 ─鬼神と鬼と鬼殺隊─

弐拾ノ型 任務 ページ22

不死川「ハンカチ持ったかァ」




「うん！」




不死川「ちり紙は」




「ポケット！」





不死川「鴉はァ」





「お外！」






不死川「刃こぼれは──」




「もおおお！！それ毎回やる？！！！」





今日も今日とて悪鬼滅殺を掲げ任務に行こうとしたんだよ。




不死川「まだ終わってねェ」








これ！！！！まいっかいこれなの！！！



僕ってばもう11歳ですけど！！！！！






不死川「心配くらいさせろォ。お前はホイホイいっちまいそうで怖ェ。ちゃんと帰ってこい」





実弥ってばほんとつんでれなの……玄弥にもそれ言ってあげてよ。




「任せてよ！すぐ帰ってくるからちゃんと寝ててね！」





なんかわかんないけど俄然やる気が出てきたから沢山人間食べてたら惨殺しよお☆☆









「ミツヒデー。鬼どの辺ー？」



ミツヒデ「コノ先500メートル進ンダ処ダ。早ク帰ロウ」



「まだ来たばっかじゃん。なんなら着いてすらないじゃん職務怠慢だよこの鴉。誰なの育てた人」







僕の鴉、ミツヒデです。



なぜミツヒデかって？本読んでたらミツヒデって人が出てきたからいいなあって思って付けました




ちなみにこの鴉、自分で飛ばないの。僕の肩にいるの。ありえなくない？



他のカラスより一回り小さいんだけど重いのは重いわけ。






「ねえミツヒデぇ……そろそろ自分で飛びなよお」




ミツヒデ「気ヲツケロ。鬼ガ近イ」


「明日の昼餉、カラスの南蛮漬けにしよっか。」






働かざるもの食うべからず。実弥に教えてもらったよ！









鬼「美味そうなガキだァ……！！まだ若い、新鮮！！」



「すごく嫌なタイプじゃん……きもいいい！！」






着いてそうそうにこれ！！しかも血鬼術使うじゃん！！聞いてないよお？！






「ぉっ……と、あぶなあい！！ねえね、鬼さんはどのくらい人食べたあ？」



鬼「そうだなァ……1000は食べた。みんな若いガキだ……それはもう美味かったなあ」









ふーん。そっか…






「残念。食べてなかったら優しくしてあげたけどそんなに食べちゃったら救ってあげられないね」




鬼「何を──」






鬼の呼吸 肆ノ型 鬼灯




鬼「ハッ！刀を鞘にしまうなんて……？！」








「肆ノ型はしまってからが勝負だよ？最も、既にお前は負けてるけどねえ」





鬼灯が一直線に鬼に襲いかかれば、油断していた鬼はもろに食らった。









「じゃ、元気でねえ？」

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