鬼滅の刃 ─鬼神と鬼と鬼殺隊─

拾伍ノ型 生残 ページ17

「みんなそんなに怒らないで……僕大丈夫だよ」





僕が発言すると大きく肩を揺らし怯えているのが分かりやすく伝わってくる


どうしたらいいの、、？僕喋んない方がいいかな？？







下弦肆「もっ、申し訳ございません。その者を認識するのを初めて故、ご無礼を……」



無惨「誰が喋っていいと言った？貴様共のくだらぬ意思でものを言うな。私に問われたことのみ答えよ。」








うーん、相変わらずぱわはら酷いね、無惨。




猗窩座「A。危ないからこちらに来ていろ。そのカス共の視界に入ってはいけない」




猗窩座の発言に、無惨も納得したのかスル、とAを下ろし猗窩座の元へ向かわせる









「ううあかざあ……僕下弦の鬼にすっごく嫌われてるみたい……」






涙を貯め上弦の鬼に縋るその者をみて、下弦の弐、参、肆は驚く




何故あんなにも無礼を働いて殺されることなく受け入れられているのか……理解ができない……！




そう思っていると、目の前の無惨にはそれが届いてしまったのか先程よりも濃い青筋を立てた







無惨「貴様らは先程言った言葉も覚えていられないのか。もはや貴様らを生かしておく価値はない」







下弦弐「もっ、申し訳ございません！！！どうか、どうかご慈悲を……！！」




そう言い終わる前に、弐、参、肆は呆気なく消えた









無惨「最後に言い残すことは？」



未だ下弦の壱だけは、言葉を発することも、Aをその瞳に写すことも無くその時を待っていたので残された





魘夢「そうですね……私は夢見心地で御座います。貴方様直々に手を下して戴けること


他の鬼たちの断末魔を聞けて楽しかった……幸せでした


人の不幸や苦しみを見るのが大好きなので……夢に見るほど好きなので



私を最後まで残してくださって、ありがとう」









うわお。下弦の壱こわいなあ……無惨に心酔しすぎだよ






無惨「……気に入った。私の血をふんだんに分けてやろう」






そう言って下弦の首に爪を突きつけ、無惨の血をどんどんと流し込む




うわお、すっごい血吐いてる……無惨の血怖すぎなんだけど……？









下弦の壱が苦しみに悶える中、無惨は柱を殺せ。耳に花札のような飾りをつけた鬼狩りを殺せば、もっと血を分けてやる。






それだけ言って鳴女の血鬼術で下弦の壱を外に放り出した

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