【ツイステ】かぐやの君【第2章】 (ページ2)

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月の欠片が50こページ2

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「おい、A大丈夫か！？」

「あー、寮長に怒られるなぁ…。」

デュースさんは私のそばに来ると、さっきキスされた頬を制服の袖で擦ってくる。

ちょっと…痛い…。

あ、そういえばマジカルペン。
何ならションボリしたエースさんにマジカルペンを渡す。

「え、Aいつの間に取り返したの？」

「ラギーさんが渡してくれました。」

良かった…と言い、でも逃がしたし怒られるのは変わんねぇか…と再びシュンとする。

その間も私の頬を拭いているデュースさん。

そろそろ細胞が無くなりそうだ。

「おいデュース、擦んじゃなくて上書きすりゃいーだろ。」

「は！？何言ってるんだ！出来るわけないだろ！」

「んじゃ俺がやるから退け。」

デュースさんを押し退けたエースさんは、ラギーさんにキスをされた私の頬へ自分の唇を押し付けてきた。

「！？」

「はあ！？」

「うわっ、うるせぇよデュース」

テメェ何してんだってエースさんを怒鳴りながらまた私の頬を袖でゴシゴシと拭いてくる。

………痛い…。

「気になんならデュースがキスすれば良かったじゃーん。」

「は、はあ！？出来るわけないだろ！？」

2回目だよ…そのやり取り…。

顔を真っ赤にしながらも私の頬を拭くのは止めず、エースさんと何やら口論をしている。

ケンカが始まってしまった…。

ううん…どうしたらいいんだろ…。

悩んでいるとリドル先輩たちが来て、2人はこっ酷く叱られていた。