じゅうよん ページ16
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どこからか引ったくりだと叫び声が聞こえてきた。
「どけえぇぇぇ！！！」
後ろを振り向くと男は叫びながら、ナイフを振り回していた。
しかも、こちらに向かってきているではないか。
花垣「危ない！」
花垣は咄嗟にAを守ろうとした。
万次郎や龍宮寺がいるのだから、自分が前に出なくても大丈夫なのだろうが咄嗟の行動だった。
だが、その瞬間誰かに肩を掴まれて後ろに引かれる感覚がした。
花垣「えっ」
Aだった。
花垣の肩を掴んで自分の後ろへ引いて引ったくり犯の方へ駆けていき……
ドゴォ！！！
回し蹴りを喰らわした。
花垣「えぇぇぇぇ！！？」
『引ったくりなんて許せない！』
花垣「だだだだだ大丈夫スか！？」
万次郎「おい、A！」
急いでAの方へ近寄ろうとすると後ろにいた万次郎がいち早く飛び出した。
Aに怪我はないようだ。
安堵した万次郎はAをそっと抱き締める。
引ったくり犯はスッカリ伸びていた。
万次郎「危ねぇだろ！」
『大丈夫だよ。こんな無茶苦茶にナイフ振り回す奴なんかに負けないもん』
万次郎「馬鹿！凶器持ってんのには変わりねーだろ！！」
万次郎は本気で怒っていた。
龍宮寺「A、マイキーの言う通りだ。凶器持ってる奴に簡単に突っ込んでいくんじゃねぇ。いくらお前がその辺にいる奴らより強くてもだ」
龍宮寺も静かに叱りつけた。
万次郎「Aには怪我して欲しくねぇ。もし、何かかったら俺は……」
『……うん。ごめんね……』
Aも万次郎の腰に腕を回し、抱き締め返す。
ヘラヘラしたり、キレているような万次郎はこれまで目にしたが、これほど心配そうにする姿を見るのは花垣は初めてだった。
どうやら輝夜Aという人物はマイキーにとって本当に大切な存在らしい。
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ゆず(プロフ) - しおらんさん» コメントありがとうございます。マイキーの愛が溢れているところが伝わっているようで嬉しいです。続編も公開いたしました。今後ともよろしくお願いいたします(^^) (2022年2月3日 20時) (
レス) id: 5e3b7e37d3 (このIDを非表示/違反報告)
しおらん(プロフ) - 凄く良いです!!マイキーの愛し方最高ですね！これからも楽しみにしています！ (2022年2月3日 16時) (レス) @page50 id: d42d8a020d (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 噂のキャンディーさん» コメントありがとうございます(^^)今後も楽しんでいただけるよう、頑張ります！ (2022年1月27日 20時) (レス) id: dfff95afcc (このIDを非表示/違反報告)
噂のキャンディー(プロフ) - 凄い面白い作品です！更新楽しみしてます！ (2022年1月26日 21時) (レス) @page30 id: 97930f92c9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - にのんさん» コメントありがとうございます(^^)まだ、書き始めたばかりで至らない点もありますが、これからも頑張ります。 (2022年1月23日 11時) (レス) id: dfff95afcc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず | 作成日時：2022年1月20日 21時
