無一郎君は告らせたい【鬼滅の刃】【かぐや様は告らせたい】

3,新入り役員 ページ5

「こんにちは〜！本日から生徒会書記になります、藤中来夢です！」

『えぇ、宜しくお願いします』

「宜しく」

ー翌日ー

生徒会役員の顔合わせが生徒会室で行なわれた。

新入りを迎えるには丁度良い、雲一つ無い晴天である。

だが……。

にこやかな藤中書記とは対照的に、晴天が対義語と言える男子が一名。

「神奈崎、京です。宜しくお願いします……」

『神奈崎君は会計ですね？』

「確かパソコンが得意だとか……」

会長と副会長の問いにも頷くだけである。

そんな事に戸惑う会長では無い。勿論、副会長も。

「生徒会会長の時透無一郎です。宜しく」

『改めまして、副会長の蝶ノ宮Aです。今後とも、宜しくお願いします』

全校生徒が憧れる社交スマイルを浮かべて挨拶する二人を来夢はキラキラした目で見つめる。

「やっぱり、二人ともお似合いですね〜、ベストカップルですよ〜」

『すみませんが、私と会長はそのような間柄では無いので……。誤解しないでいただけると』

「デマだよ」

『えぇ、実際にはそれ程仲良く無い関係と言いますか……』

苦笑いの会長達を見て、来夢は軽くショックを受ける。

「そんな……一番応援していたペアだったのに……」

『これからはデマに気をつけましょうね』

割と面倒見の良いAは慌て慰める。

一方の会長は然りげ無くその場を離れていた。


「神奈崎君」

同じくヒッソリとその場を抜け出した会計役員に無一郎は声をかける。

運動が余り得意で無い神奈崎はすぐに会長に追い付かれてしまう。

「……何ですか」

「え？一年間宜しく、って、伝えに来た。一年間(. . .)宜しく」

神奈崎は会長の圧にヒィ、と怯える。

実はテキトーに顔だけ出しといて、後は知らずに逃げようとしていたのだ。

しかし、今、改めて無一郎の怖さを知り、今後とも逃げ出した事は無かったという。


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神奈崎君が石上君に似過ぎてパニック(笑)

はい、作者です。

今回の用件は宜しければネタ提供をお願いします、という事です。

ネタはふつうにあるのですが、皆さんお望みのネタも入れる事で更に面白い作品になるかなぁという訳で、はい。

コメント欄に書いてください。

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