【歌い手】君だけがいればいいだからどこにも行かないで【うらたぬき】 (ページ20)

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20日目ページ20

どうしてここ(学校)に来たんだろう

いい事なんて、何もないのに

やっぱり帰ろうかなつまらないし Aが起きたかもしれないしね

持ってきてたリュックを背負って、玄関に行く

…あの男の子にLINE入れてから帰ろう

たぬきだよ帰るってセンセに言っといて

授業中のはずなのに直ぐに既読がつくあいつ絶対サボってたじゃん…

坂田だおAの家?
たぬきだよそうだけどセンセには絶対言わないでね
てか誰にも言わないでね
坂田だおわかっとるわ!
たぬきだよ念の為だよじゃあ

既読が、着いたのを確認してからスマホをしまう

この時間は出勤時間とかも過ぎてるから人があまりいない

少しゆっくり家に帰る

『ただいま…』

部屋に戻ると、俺が見たのは…

「あ、おかえり…」

腕と顔から血を流して、涙と血でぐちゃぐちゃになった笑顔を向けるAだった

『な、A…？どうした、の…？』

「どうしたのって浦田くんが悪いのなんでいなくなっちゃったのかなぁ？」

手に持っているカッターを俺に向ける

血がついてるから腕の傷も顔の傷もそのカッターで自分で切ってつけたんだろう

なんて考えてる場合じゃない

『お、落ち着いてよ今回は俺が悪かったって！』

「なんでそばにいてくれないのさ…もっと強く束縛しなきゃダメかなぁ？」

狂ったような笑みを浮かべてカッターの刃を俺の首に当てる

『な、何し…っ！！』

首が、痛い

「えへへっ私の名前刻んじゃおうかなぁ？ほら、私のモノって印になるでしょ？」

怖くて、動けなくて、されるがままに傷つけられて

痛くて怖くてたまらないのにそれ以上にAのモノって印がついて嬉しくてたまらない

「綺麗に書けた…♡」

首に刻まれた＂A＂の文字がすごく愛しくて

『大好き…愛してるよ、A』

「そんなの知ってるよ私の事嫌いになるはずないもんね…？」

Aの全てが愛しくて離れたくなくて

何をされてもいいなんて考えてしまうほどに君に溺れてしまってる

これからもずっと一緒離れるなんてありえない

Aの腕に刻まれていた＂うらた＂の文字

さらに好きになっちゃうじゃん

✄－－－－－－ｷﾘﾄﾘ－－－－－－✄
自分でもわけわからんないしネタ切れになりそうでやばい…(((