図書館での会合 ページ21
＿＿＿＿＿＿ライブと言えど、観客の心を付けめなければ失敗だ。
＿＿＿＿＿＿やはり、観客も一緒になって出来ることもあってもいいかな。
＿＿＿＿＿＿何なら、会場全体を使ってサイリュウムなんかできないかな。
＿＿＿＿＿＿うーん、難しいものだ。
難しい顔をしながら図書館の廊下を歩く私は、曲がり角を曲がった時誰かとぶつかってしまった。
「っおっと、
「うひゃぁ！って、マリアちゃん！？」
ぶつかったのは虹野ゆめだった。
・
「なるほど、じゃあ君も悩んでるんだな。」
「うん、マリアちゃんも大変だね。セルフプロデュースだもん」
そんなもんだろうか そんなもんだよ
くすくす笑う虹野につられて笑ってしまう。
「あと！虹野じゃなくてゆめでいいよ！同い年だもん！」
なんか、よそよそしいからゆめって呼んで！
グイグイ来る彼女はどこか懐かしさを感じる。
ああ、桜と似てるんだなぁとわかると微笑ましくなってきた。
「もぉ、何で笑うのぉ！」
笑いが止まらなくなった私にゆめはぽこぽこ怒る。
「すまない。ついだ、つい。」
そう言いながらも笑う私に、頬を膨らますゆめ。
あー面白い。
・
話を聞けば、ゆめが私のラジオのファンだということ、それと、今回はプレミアムレアドレスのデザインに悩んでいるということ。
「じゃあ、デザインの本を探してるんだな。
探すの手伝うよ。」
「え、いいの！？」
大きく目を見開いたため、ガラス玉の様な瞳が零れ落ちそうだ。
「ああ、ゆめといたらいい案浮かびそうだし」
ホントに！！嬉しそうに跳ねるゆめはさながらウサギだなと思いながら二手に分かれた。
「ふむ、ここには無いようだな。
おーい、ゆめ。こっちには無かったぞって、白銀先輩」
「奇遇ですね。」
そう言ってふんわりと微笑んだ。
・
所変わって図書室の端にある座って本が読める場所がある。
そこに私たちは座っていた。
「と、言うわけで、好きなものを集めてみようかと」
ゆめの隣に私が座り、その向かい側に白銀先輩が座っている。
「なるほど。
ドレスに対するその思いはやがてあなたの内なる眠れる獅子を目覚めされると思います」
「眠れる獅子？」
「私が尊敬してやまないデザイナーが言っています。
『天分は持って生まれるもの、才能は引き出すものよ』と」
「素敵な言葉ですね」
いい言葉だ。と私が言うと嬉しそうに白銀先輩は笑った。
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天羽音花 - 最近アイカツフレンズの小説を書き始めたこともあり、色々な人の作品を読んでいたところ、この作品を見つけました。設定やお話の書き方、ストーリーの展開、どれを取っても参考になりますし、とても面白いです！これからも更新頑張ってください！ (2018年6月9日 7時) (
レス) id: 55b5068c58 (このIDを非表示/違反報告)
果口 陽暉(プロフ) - 斗渚さん» ありがとうございます！光栄の極みです！ (2017年12月20日 7時) (レス) id: 17a8e4b861 (このIDを非表示/違反報告)
斗渚 - この作品は面白いです！寒くなってきたので風邪をひかないで更新頑張ってください。 (2017年12月19日 15時) (レス) id: a3e40a4b60 (このIDを非表示/違反報告)
果口 陽暉(プロフ) - 泡沫のアリアさん» ほ、本当ですかΣ(´∀｀；)お手本は嬉しいです(/ω＼)応援ありがとうございます(人''▽｀)頑張りますっっ！ついでにこの作品を作った理由はオリキャラをレイさんと一緒にステージに立たせたかったからです！！ (2017年11月23日 15時) (レス) id: 17a8e4b861 (このIDを非表示/違反報告)
泡沫のアリア(プロフ) - 書き方とかお話の設定とかが全て私が読んできた中で一番お手本&面白い作品です！これからも頑張って下さい！応援してます！ (2017年11月23日 6時) (レス) id: 4695091f56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：果口 陽暉 | 作成日時：2017年11月19日 16時
