パーフェクトアイドル エルザ ページ17
『彼女はパーフェクトエルザと呼ばれてるけど、それ相応の実力を持ってるよ。
きっと、マリアちゃんも勉強になると思うから。
それに、エルザちゃんこそが今のアイドル界でトップだ。』
そう言ったアージェさんは多分笑ってたんだと思う。
そろそろ、彼女のライブが始まる。
・
そのごろエルザは、フィッティングルームの前に立っていた。
その手に握られているカードは輝きを放っている。
ブルーミングクイーンコーデ
美しい花々が咲き誇る正に女王のためのプレミアムレアドレス。
そして、もう一枚のカードを取り出す。
それは黒い羽根に、色とりどりの花々が映える翼。
星のツバサはスタープレミアムコーデの証。
カードに向けていた視線を上にあげエルザは高らかに宣言した。
「ドレスが私を強くする。」
フィッティングルームに入り、トップスから順にカードをセットしていく。
そして、
「私こそがパーフェクトっ！」
最後に星のツバサを置いた。
そして開く、ステージへの扉に深紅の瞳を輝かせエルザは進んでいった。
・
美しい翼が付いたドレスを着たエルザ・フォルテのステージに皆、目を惹き付けられ黙っていた。
私は食い入るように彼女のステージを見た。
「・・・
自身の良いところを熟知した、彼女はどうすれば観客を惹きつけれるかよく解っている。
歌声はのびやかでいて、透き通り心に響いてくる。
アージェさんの言っていたことは本当だった。
『パーフェクトアイドル』の名は伊達ではないという事か。
しんと静まり返った会場は、白鳥ひめの拍手が響くとどっと沸くように大きな拍手になった。
世界は広い。
日本では見れないものがたくさんある。いや、あり過ぎる。
私はこの胸の高揚感に、ゾクゾクしていた。
夢みたいだった。
目指す場所が今ハッキリ私の前に現れた。
あの人が居る場所に行く必要がある。
自分の目標の為にも、私を支えてくれるファンやニーノたちの為にも。
「ヴィーナス、アーク。エルザ・フォルテ・・・。
行ってみてもいいかもしれないな。」
あの場所に行けるなら。
・
「彼女は世界でパーフェクトエルザと呼ばれています」
ステージをじっと見つめながら白銀リリィは、言った。
「パーフェクト？」
彼女の幼馴染であり現S4の二階堂ゆずはリリィにたずねる。
「ドレス、歌、ダンス、全てがパーフェクトであると」
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天羽音花 - 最近アイカツフレンズの小説を書き始めたこともあり、色々な人の作品を読んでいたところ、この作品を見つけました。設定やお話の書き方、ストーリーの展開、どれを取っても参考になりますし、とても面白いです！これからも更新頑張ってください！ (2018年6月9日 7時) (
レス) id: 55b5068c58 (このIDを非表示/違反報告)
果口 陽暉(プロフ) - 斗渚さん» ありがとうございます！光栄の極みです！ (2017年12月20日 7時) (レス) id: 17a8e4b861 (このIDを非表示/違反報告)
斗渚 - この作品は面白いです！寒くなってきたので風邪をひかないで更新頑張ってください。 (2017年12月19日 15時) (レス) id: a3e40a4b60 (このIDを非表示/違反報告)
果口 陽暉(プロフ) - 泡沫のアリアさん» ほ、本当ですかΣ(´∀｀；)お手本は嬉しいです(/ω＼)応援ありがとうございます(人''▽｀)頑張りますっっ！ついでにこの作品を作った理由はオリキャラをレイさんと一緒にステージに立たせたかったからです！！ (2017年11月23日 15時) (レス) id: 17a8e4b861 (このIDを非表示/違反報告)
泡沫のアリア(プロフ) - 書き方とかお話の設定とかが全て私が読んできた中で一番お手本&面白い作品です！これからも頑張って下さい！応援してます！ (2017年11月23日 6時) (レス) id: 4695091f56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：果口 陽暉 | 作成日時：2017年11月19日 16時
