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大我くんはまた私に頭を下げる。
大我くんは何も悪くないと思った。
私の方が重い罪を持った人間。
ジェシーくんがいるのに大我くんが好きと言ったり、自分から別れを告げられずにジェシーくんから言わせたり・・・ついには自分にも嘘をついて。大我くんの気持ちすら否定して・・・
最悪な人間。私の本性はこれなんだ。こんな弱い人間なんだって自覚した。
「大我くん、私ね。大我くんが思うよりずっと弱い人間で酷い本性持ってるよ。」
「私も大我くんのことが好きだったのに、その気持ちに蓋をして閉じ込めて彼氏作って・・・東京に引っ越してきて大我くんと再会して、自分はやっぱり大我くんが好きって思ったのに、彼氏には別れを告げらなくて・・・それなのに、大我くんと一緒にいたいとか、わがままで図々しいよね・・・」
「彼氏には連絡もとらずにひどい態度ばっかり取って、挙句の果てには彼氏から別れを言わせて・・・自分からは言えなかった・・・それなのに、彼に幸せになってね、なんて言わせてさ・・・そんなこと言われる資格なにのにね」
私は、大我くんに話すというより自分自身に語り掛けるように話した。
話ながら涙ぐんでしまって、ぽろぽろと涙が流れる。
大我くんはそんな私を見守るようにジッと静かに話を聞いてくれる。
「私、簡単に自分に嘘つくよ・・・。好きなのに好きじゃない。って・・・自分の気持ち簡単に隠すし、捨てるし。自分の素直な気持ちすら守れない、弱い人間なの。だから、私は大我くんに愛されるような人間じゃないし、自分のことさえ愛せない私が大我くんのことなんて愛せない・・・」
「だから・・・ごめんね。私、大我くんのこと好きじゃない。もう好きじゃない。嫌いなの」
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えーじ(プロフ) - 未桜さん» コメントありがとうございます！遅くなってすみません。そう言って頂けて嬉しいです！これからも沢山生産します！京本くんのお話もまた挑戦してみようかな♪笑 (2019年9月9日 16時) (
レス) id: fa9409e064 (このIDを非表示/違反報告)
未桜 - いつも楽しみに、見ています!京本くんのお話も、とてもおもしろくて、キュンキュン、ドキドキしてました!これからもたくさんお話、かいてください！楽しみにしてます！ (2019年9月7日 14時) (レス) id: b09ea94896 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えーじ
| 作成日時：2019年8月31日 18時
