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次の日、朝から北斗くんと顔を合わせるも北斗くんのことを見れなくて、ずっと美香に着いていた。



北斗くんは私に話したいという感じだったけど、今の私はなにも聞きたくなかった。



美香が間に入ってくれて、「ごめんね、北斗、ちょっとまだ・・・」と私の様子を伝える。



3日目はクラスも関係なく自由行動の時間。



私は自然と北斗くんを避けてしまう。



せっかくの修学旅行をこんな思い出にしたくなかった。



自由行動をする中、樹くんと鉢合わせる。



「由衣ちゃん!」とニコッと笑って手を振った。



「どうした?そんな暗い顔して。修学旅行なんだから、楽しめよ」



と樹くんが私に話しかける。



「もしかして・・・北斗と、なんかあった?」



「え?!」



樹くんは察しがいい。



「俺が妬くくらい、仲良かったのにどーしたの?」



「北斗くんがほかの女の子にキスしてるところ見ちゃって・・・それで北斗くんのこと避けちゃって・・・」



樹くんが私のことを好きだと言ってくれているのは分かってる上で話した。



「・・・それってさ、由衣ちゃん妬いてんじゃん。北斗は由衣ちゃんに愛されてるんだね。悔しい・・・」



そこで樹くんは、ハッキリと私が北斗くんへ気持ちが向いていることを感じ取る。



「私、北斗くんが好き・・・ごめんね、樹くんにこんな形で告白の返事しちゃって・・・」



「気にすんな!何となく察してはいたけど・・・」



と樹くんは一瞬悲しそうな顔を見せたけど、すぐにニコっと笑ってくれた。

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作者名:えーじ | 作成日時:2019年8月16日 14時

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