４ ページ4
海の近くにある水族館に向かって歩いて行くから、水族館か〜久しぶりに来たなぁ・・・なんて思っているとなぜか関係者入り口から入って行く樹くん。
警備員さんに何やら話すと普通に通してくれた。不思議に思う私とは反対に樹くんは堂々とバックヤードを歩いて行きイルカの飼育所を案内した。
そこには芸の練習中のイルカや待機中のイルカが何匹かいて、水族館の表からは見られない裏の様子。
「わーこんな近くてイルカ見るの初めて！可愛い！」
間近で見るイルカに興奮しながら写真を撮っていた。そんな私をよそに、樹くんはイルカの手入れをしている作業員の男性二人に話しかけている。
「よ！きょも、こーち！」
「おー！樹じゃん！どーしたの？」
飼育員の一人、色白で金髪の男性が驚いた様子でそう問いかけた。
「樹がここ来るとか珍しいじゃん」
もう一人の真面目そうな黒髪短髪の飼育員さんもそう声をかけた。
「彼女にこの辺案内してって言われたから、思いついたところに来た」
そう説明する樹くんの目線を追いながら「彼女？誰？」と怪訝そうな顔で私を見ている２人。慌てて３人の元に駆け寄って挨拶をした。
「あ、初めまして。木村愛佳です。樹くんとはさっき知り合って・・・私ここの土地に来たの初めてだから案内してもらってます」
そう話すと二人は納得していた。
「俺は京本大我。よろしく」
「俺は高知優吾。よろしく」
二人の男性が私に挨拶をしてくれて手を差し出されたのでそれぞれと握手をしてご挨拶する。
「でもさ、案内する場所がここってどーなのよ」と高地くんがつっこんだ。
「だって思いつかねーんだもん。田舎だから大したもんねーし。お前らのコネ使えねぇかなって」と樹くんはいたずらそうに笑う。
少し呆れ気味で京本くんが笑うと「いいよ。いくらでも見ていって。ここ俺の知り合いの水族館だから」と快く受け入れてくれた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 240人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
えーじ(プロフ) - ぶーさん» 返信できるの今知りました・・・コメントありがとうございます！北斗くん目線のお話も書く予定です！今後ともよろしくお願いします！ (2019年8月17日 17時) (
レス) id: fa9409e064 (このIDを非表示/違反報告)
えーじ(プロフ) - ヒヨリさん» 返信できるの今知りました・・・コメントありがとうございます！そうですよね〜！そこの部分も番外編で書こうと思ってます！今後ともよろしくお願いします！ (2019年8月17日 17時) (レス) id: fa9409e064 (このIDを非表示/違反報告)
えーじ(プロフ) - ころころコロンさん» 返信できるの今知りました・・・コメントありがとうございます！番外編も書くつもりです！今後ともよろしくお願いします！ (2019年8月17日 17時) (レス) id: fa9409e064 (このIDを非表示/違反報告)
ぶー - はじめまして！とっても面白くてぜひ北斗くんのも見たいなって思いました！ (2019年8月8日 10時) (レス) id: ea1b57001e (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - めっちゃ面白かったです!!北斗くんもあー言っときながら本当はまだ主人公のこと思ってるのかな?なんて勝手に想像したりしてました(笑) (2019年8月4日 18時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：えーじ
| 作成日時：2019年8月3日 22時
