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部屋に着いてすぐに樹くんにメッセージを入れた。
≪今日はありがとう。また遊びに行きます≫
あれから数週間が経ち８月の暑い夏が訪れた。普段全くと言っていいほど鳴らないスマホが通知音を鳴らした。私のスマホを唯一鳴らす人なんて一人しかいない。
北斗かな・・・・そう思いながらスマホを開けた。
≪愛佳ちゃん、今週末時間ある？≫
そのメッセージは樹くんからで一瞬にして気持ちが高揚した。私があの日お礼をして以来のメッセージ。
樹くんが私を覚えていてくれたことが嬉しくて嬉しくて気持ちを隠せない。
≪来週末時間あるよ！≫
すぐに返信すると
≪こっちでお祭りあるんだけど、愛佳ちゃん来ない？≫
と樹くんからもすぐに返信が来た。
≪お祭り！行きたい！≫
≪おいで。この前会ったところで待ってる。≫
樹くんにまた会える喜びが脳内に花を咲かせる。久しぶりにドキドキわくわくして胸がくすぐったい感じ。
ちょっとメッセージをやり取りしただけなのに心の底から嬉しかった。お祭りも楽しみだけど、樹くんが誘ってくれた事実が胸を余計に躍らせる。
でも、あれほど忘れたくないと脳裏に焼き付けていた樹くんの笑顔も、やっぱり人間なので数日でほとんど忘れてしまっていた。
だから、あの樹くんの素敵な笑顔がまた見れる！と思うと心が弾む。
久しぶりに週末に予定が入り、その週は週末が待ち遠しくてたまらなかった。億劫な仕事さえも気持ちを明るくしてくれた。
土曜日の夜に明日着ていく洋服を決めながら頭を悩ませていた。デートではないのに気分は上がり、久しぶりに乙女モードになってしまう。
ノリノリで洋服を選んでいると、またスマホが通知音を鳴らした。
《明日、休日になった》
彼氏である北斗からのメッセージ。
思えばもう数か月も北斗と会っていない。明日は数か月ぶりに彼氏に会えるチャンス。
《ごめんね。その日予定ある》
断ってしまった。
久しぶりの彼氏と合わせられる貴重な時間。彼氏との時間を優先すべきだ！という人もいるかもしれない。
でも、私は・・・
今の私は・・・樹くんに会いたい
自分の気持ちには正直だった。彼氏との時間を断ってしまったにもかかわらず、なぜか私に罪悪感はほとんどなかった。
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えーじ(プロフ) - ぶーさん» 返信できるの今知りました・・・コメントありがとうございます！北斗くん目線のお話も書く予定です！今後ともよろしくお願いします！ (2019年8月17日 17時) (
レス) id: fa9409e064 (このIDを非表示/違反報告)
えーじ(プロフ) - ヒヨリさん» 返信できるの今知りました・・・コメントありがとうございます！そうですよね〜！そこの部分も番外編で書こうと思ってます！今後ともよろしくお願いします！ (2019年8月17日 17時) (レス) id: fa9409e064 (このIDを非表示/違反報告)
えーじ(プロフ) - ころころコロンさん» 返信できるの今知りました・・・コメントありがとうございます！番外編も書くつもりです！今後ともよろしくお願いします！ (2019年8月17日 17時) (レス) id: fa9409e064 (このIDを非表示/違反報告)
ぶー - はじめまして！とっても面白くてぜひ北斗くんのも見たいなって思いました！ (2019年8月8日 10時) (レス) id: ea1b57001e (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - めっちゃ面白かったです!!北斗くんもあー言っときながら本当はまだ主人公のこと思ってるのかな?なんて勝手に想像したりしてました(笑) (2019年8月4日 18時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えーじ
| 作成日時：2019年8月3日 22時
